せっかくの休日なのに...。

鼻水止まらず嚔まで続く始末...。
なんだか無気力。
それでも蔦屋半額セールなんで行ってきた。
新作の『誰も知らない』『スウィング・ガールズ』と、
永遠のモータウン』『少女の髪どめ』を借りて来た。
しかし...この調子じゃ今日は観れないわ...。
サンボマスターの2ndも新作で出ていて借りた。
新作も半額になると勘違いして、レジで一言付け加えられて、
また同じ過ちを繰り返す自分の学習能力の無さに呆れる。
 
サンマス(この略し方は少数派だろう)CDの
帯には渋谷陽一コメント、ライナーノーツは北沢夏音
前者は言わずもがな。
でもこれ聴いてる大半を占めるであろう若い兄ちゃん達に
この名前はどの程度アピールできるのだろうか?
後者は、とても懐かしい名前...。
この人が書いていたクイックジャパン村八分特集。
『草臥れて チャー坊「村八分」の生と死』
あれはドキュメントとしても凄かったし、
馨しい文章としても素晴らしいものだったと想う。
ここから誘われて、村八分を聴いた人も多いことでしょう。
僕もそのうちのひとりでしたが、
『草臥れて』というバンドの最初期のスタジオデモを
初めに聴いてしまって、物凄い衝撃を受けてしまったがために、
バンド活動時に唯一発表された音源で傑作の誉れ高い『ライブ村八分』も、
後々出た発掘盤やらのアルバムすべてがこれには及ばないんです。
『草臥れて』の素晴らしさは、たぶん理解されない方が多い。
音楽の話で盛り上がった幾人かに聴かせてみても、
なんか昔の普通のロックじゃない?といった反応が多かった。
なぜこの凄さがわからないんだろう?と納得いかなかったけど、
好みは人それぞれだからなぁ...。でも凄いんだよほんとに!!
とにかく聴いていて血が騒ぐ、熱くなってくる。
これが"ロックンロール"だろうと聴きながら確信していた。
聴く人によってはストーンズまんまじゃん?とか言うんだろうけど、
そんな風にしか聴こえない奴は可哀想だな。
ここには、その時代でしか生まれない魔術的な響きと、
時を越えて胸焦がす剥き出しの激しい熱量がある。
そして自分の陳腐な言葉では到底伝えきれない音がある。
でも、『草臥れて』はインディーズどころの話じゃない、
この音源を出す為に創られたようなレーベルから発売されて、
さらには無断でこの音源をコピーして売り出したレーベルがあったりで、
結局いわくつきのまま、廃盤状態が続いている。
いつかまた、すっきりしたかたちで日の目を見る事を願います。
久しぶりに村八分音源一通り聴いたんだけど、
やっぱり『草臥れて』が一番凄い!!!!!
それと、クイックジャパン村八分特集は、
書籍化するって書かれていたけど、
結局なしくずしになったのかな...。
チャー坊遺稿集 1950~1994』は出たけど。
出す意味というかタイミングがなくなってしまったような気もするなぁ。
 
サンボマスターの話が飛んでしまった...(汗)
1stはとても好かったんでまた聴きたくなった。
最近のパンク云々のバンドには殆ど興味持てないし、
頭からつまらないって決めてるところあるし。
とにかくこの歌は笑えて沁みて勇気をくれる。
渋谷陽一のコメントにも改めて同感。