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僕と曽我部と青春と。
今出ているミュージックマガジンは曽我部恵一特集。
ここまでしっかりした回顧的な特集が組まれるのは初めてかな?
それもこれも新作『LOVE CITY』*1の評判がすこぶる良いらしく、
snoozerのベストアルバムでも第3位に入っていた。
それはまぁともかくも、タナソウのコメントにはじぃ〜んときた。
これも早く聴かなければ!
*2
We are always...
バンドスタイルでの"ロックな"アルバムと聞いていたので、
どうも聴く気になれないままはや二年が過ぎた
『STRAWBERRY』*3だったのだけれど、想いがけず耳にすることになった。
いつものようにBOでだらだらしていたら、
dubbyな音に乗って曽我部の歌が聴こえてきた。
なにやってんだよ置いてくぞ!とばかりの眩いポジティヴィティ。
こういうのを、愛にあふれた歌って言うのだろうなぁ...と、
真面目に考えてしまうくらい、響いてしまった。
アルバムでは、どうにも馴染めない曲もあるけれど、
こうやって聴いてみると、"裸の歌"って印象だ。
とにかく、本人の変化もあるのかもしれないけれど、
まるでサニーデイの頃はバンドという枠で、
自分の個性を薄めていたのかと想わせるくらいに、熱く濃い。
どんどん彼が尊敬しているエンケンのような唯一無二の存在に近づいているような気がする。
想い出もろもろ...
自分たちの世代で、日本のフォークやロック黎明期のアーティストを聴いてきた人達は、
少なからず聴き手としての曽我部恵一の恩恵や影響があるのではないかと憶うし、
フリッパーズ命!みたいな発言をしていて、
すぐに消えるかもなぁと追いかけなかった4人組の頃から、
いつのまにかトリオになって、まさかの路線変更には驚かされたし、
ここまで熱いアーティストになるなんて夢にも想わなかった。
ところで、
嶺川貴子出演のプレイステーションのCMで流れていた、
『恋人の部屋』のインストというかギターソロに凄くしびれて、
さっそく聴いてみたら、まったく入ってなかったのでがっかりした。
これって、どこかで聴けるのかなぁ?