My Best Books 2008

今年はけっこう読んだなぁ。それでも書店員としてはまだまだ。
まぁ読書が生き甲斐!なんてのはもう無理だろうけれど、
それでも仕事にしてるわけだから、ペースよく読めるようにしたい。
ビジネス的な読書も身につけたいもんだ...。
 

恒川光太郎

夜市 (角川ホラー文庫) 雷の季節の終わりに 秋の牢獄 草祭
あっという間に著作を読み切ってしまった。
書店員として売るには読者を選ぶ作家(というよりホント単行本小説売れない...)だけれど、
ひそかなおすすめとしてプッシュしています。
その世界観はどんどん進化していって、最新作『草祭』は、文学性が高くなっていた。
できれば、シリーズ化するような読みやすさを持つ作品を書いてもらたいたい気もするけれど、
一ファンとしては、どんどん進化してほしい気もあって複雑...。
 

松浦弥太郎

軽くなる生き方 今日もていねいに。
正直、久しぶりに意識して、半分疑りながら読んだ前者だったけれど、
すっかり目から鱗で、自己啓発されてしまった(笑)
後者は"心の実用書"的な印象だけれど、どちらもかなり踏み込んだことを書いてあった。
実直さ不器用さが息苦しく疎ましく感じる人が多いかもしれないけれど、
自分はばっちり癒されて励まされて、知らないうちに強く影響されていたんだなぁと、
いろいろ顧みることもでき読んでよかったと心から想った。
 

茂田井武

茂田井武美術館 記憶ノカケラ
絵っていいよな。それだけ。
松浦さんの本にも書いてあったけど、実物をもっと観るようにしないと。
"儚いサムネイル"で観た気になってる自分が恥ずかしくなった。