フレッシュライブGO! GO! 実力派若手お笑いライブ(NHK総合)

ずいぶん前に録画していたもの。
年末年始でいくつか録画したのを整理していたら、
これが入っていて晩飯を喰いながら観た。
なすなかにしの漫才、チョップリンのコントは、
いずれも初めて観たけど、面白かったなぁ。
この番組自体も頻繁に放送しているみたいで、
またチェックして観よう。
 
夢みるように眠りたい [DVD]
林海象オフィシャルサイト : http://www.kaizo5.com/top.html
 
林海象監督デビュー作、佐野史郎初主演作品。
キネマ、レトロ、モダン、大正、昭和、サイレント映画
紙芝居、腹話術師、駄菓子屋、回転屋、玉子屋、電気館...
今となっては、かつてあった東京の幻影。
 
こんなに幻想的でロマンチックで美しい日本映画があったなんて...。
しかもずっと前から観ようとしつつ後まわしにしてきたこの作品から、
こんなにも静かで大きな衝撃と儚くてせつない感動を与えられるなんて...。
ちょっと...今まで観た映画のなかでもベスト10に入るかもしれない。
ミツバチのささやき [DVD]』や『ざくろの色 [DVD]』なんて接点がないようで、
どこか奥深いところでつながるような気もする。
欲しい。手元に置いておきたい。
20年も前の劇場用パンフレットの荒俣宏の解説がまた好い。
 
埋もれ木 [DVD]
http://www.umoregi.info/
 
小栗康平監督作品。
恥ずかしながら、僕はこの監督を知らずに、
幾つかのシーンとあらすじに惹かれた"ジャケ借り"で観たのだけれど、
とても評価の高い、どちらかといえば玄人好み通好みな異才という話らしい。
『眠る男』の監督はこの人だったのか。こちらも観なくては!
この映画も、すごい。
こんなにも静かで引き込まれる筋のない映画で、
しかも引いて撮っている二人の会話だけのシーンや、
なんでもないはずのコンビニのシーンなどで目頭が熱くなってくるのはなぜだろうか。
そして時折挟み込まれる非日常的な映像にはっとさせられる。
まるで写真が動き出したような映像は、とても美しい。
一見、静かで素朴なようでいて、特別な魔法のような作品だ。
ある意味、とても無防備にも感じられて実験的な作品のような気もしたけれど、
たくさんの人の感動を得られる作品であると想いたい。
なんとも言葉が足りなくてもどかしい。
余談だけれど、観ている間何度も過ったのが、
自分の好きなエドワード・ホッパーの風景画や、
"ニューカラー"と呼ばれる写真家たちの作品だった。
 
amazonの説明にある、
「これぞ究極のファンタジー映画と断言したい傑作中の傑作。
 難解ではない。ただただ映像にその身を委ねてみよう。」
ぜひ観てもらいたい自分としては、
この文章は簡潔で申し分ないと想うので引用させてもらった。
 
俳優では、浅野忠信がとても印象的だった。
この人も、ある意味、キ○タク同様なほど強烈な存在感があるのだけれど、
こういった特殊な作品世界でも、染まることができる上に自分も作品も殺さずに、
観る側にその役の面白味を与えることができる稀有な俳優であると、
本当にさりげない佇まいながら凄い俳優だなぁと感じた。
 
台詞もなにげない田舎町のエピソードが淡々と綴られてゆくだけなのに、
少女たちが始めた物語リレーとの対比から、
なんだか妙に詩的な響きを持ってくるから不思議だ。
 
 
いやぁ...映画ってほんとうに...。