ひどいなぁ。昨日の日記...。
なんだか荒んだ今の心象が知らず知らず現れているような気がする。
なにをそんなに焦っているんだろうかってなくらい痛々しい。
余裕のよっちゃんもゆとりのゆうこさんもあったもんじゃない...。
 
この日は、午後から雑用を色々かたづけて、
夕方頃に銀座へ向かった。
まず教文館をだらだらとうろついた後に、
お目当ての伊東屋へと向かうつもりが...
どちらの方向にあるのかすっかり忘れてしまい、
想わず銀座に職場がある妹に電話してみた。
さすがに詳しい。あやふやな位置を伝えてもしっかり案内してくれた。
さて、何年ぶりかの伊東屋はなかなかの混み様だった。
やはり女性客が多い気もしたが、それは一階だけであって、
フロアごとで見事に客層が変わるのであった。おもしろい。
ほぼすべてのフロアを観廻ってみたがお目当ての筆記具が見当たらない...。
そしたら、なぜか手帳/ダイアリーのフロアの一角にあった。
そうです。LAMYのボールペンを買ったのです!
ようやく見つけたその一角で手に取り試し書きして、
あぁやはりこの持ちやすさは他では巡り逢えない...。
それでも一度はそのフロアを出て、他を観てきてからまた戻り、
改めて握り直してみる。
実は、私...あらゆるペンの握り方がおかしいと指摘されながらも、
今の今まで直せず過ごしてきました。
ようやく何年か前から意識して正しい持ち方で書くようにしてはいるものの、
無意識のうちにすぐいつもの持ち方に戻ってしまうのです。
しかし!このsafariは、正しい持ち方のためにあるようなグリップ仕様で、
三本の指をしっかり受けとめる三辺のくぼみがあるのです。賢い!
これならそれほど苦もなく持ち続けることができそうだ。
結局、一本だけだとなんだか心もとないので、奮発して二本!!
黒とスケルトン。これからよろしく頼むよ!
長い付きあいになるのだろうから。
しかもレジで保証書を頂いた。ボールペンで保証書!すごいですね。

ペンハウス : LAMY safari Skelton

 
その他、細々したものを色々購入した。
フロアごとでは専門的過ぎてどう観たらいいのかわからないものも多かったけど、
紙のフロアでは、様々な模様の紙があり、和紙があれば洋紙もあると!
これは新たな感動でとても興味深かったです。
さらに、掛け時計の素敵なのがあって欲しかった!
手の出ない値段じゃないところがまたむずむずと...(笑)
正直、こんなに楽しめるとは想わなかった。
手帳も色々見れて、参考になったし。
これからは銀座を徘徊することにしようか...。
徘徊するくらいならね。歩くだけならね。
 
その後、仕事を終えた妹と待ち合わせて、
どちらが兄で妹なんだかわからないような時間が続く(笑)
待ち合わせ場所から見憶えのある看板を発見して驚く。
念願の壹眞珈琲店へ入ることになった。
僕等は三女におもてなしされた訳ですね。
店員さんが、「神保町店は本店という訳ではなく最初に始めたところ」と
教えてくれたけれど、この表現はいったい...?
銀座に一店舗あるのは知っていたけれど、四女までいるとは知らなんだ。
それはともかく、こんな美味しい珈琲初めて飲んだなぁ。
細かいことはわからないけど、確実に最近飲んでいた珈琲とはまったく違う。
同じ苦みでも澄んだ苦みというのか、嫌みがなかった。
妹にも突っ込まれたが、ケーキを残してあっという間に飲み干しそうになってしまった。
気軽に飲みに来れる金額じゃないこともあるのだけれど...
これは、月に一度の自分へのご褒美候補にうってつけですな(笑)
一つとして同じカップ、グラスがないという噂も事実のようで、
お冷やのグラスもそれぞれ違うものだった...。
雰囲気も好かったなぁ。都会のビルの一室にこんな店があるんだから。
あぁ...銀座は好いよなぁと妹がうらやましくなってしまった。
 
気のおけない人との会話は良いものだ。
忘れては気づかされまたそのうち忘れるのだろうか。
意識も行動も塞ぎがちだったけれど、なんだか引きずり出されるように、
話すことが出来たし色々興味が湧く話題もあった。
マンガかぁ...本当に置去りにされてるよなぁ。
まぁ無理に読むこともないけど、まずは積ん読状態の中から片づけないとね。
 

長い道 (Action comics)

長い道 (Action comics)

これは結局立ち読みで読み終えてしまったのだけれど、
自分にとっては滅多にないことなので、
それだけ夢中になったということです。
あとがきがまた沁みるんだな。
今度見つけたら、必ず買います。
道さんのような女性がいたらいいですね(笑)
未読の方はこれも読んだ方がいいですよ!
 
しっかりおみやげも頂いて、
ほくほくと地下鉄に乗り込みしばらくして、
妹から携帯に連絡が...、
「あれ〜今さ、松屋でお兄ちゃんの好きなミヒャエルなんとかの...」
その言葉を聞いて、今までの恍惚感が真っ白な虚脱感へと褪せていった。
そうなんです。
携帯スケジュールにも登録しておいたにも関わらず、
すっかり忘れておりました...(涙)
出かける時に微妙になにか引っ掛かるような感じがあったのは、これだったのだ。
さすがに引き戻るのも億劫になり諦めて帰ったけれど、
なにやってんの?わざわざ銀座行ったのに...?
楽しかったけどさ、もっと楽しめたんじゃないの?
僕の人生、常に詰めの甘さにつきまとわれる。
これだから手帳も使いたくなるって訳だ...。
ちなみに、ゾーヴァ展は月曜まで...。
 
ゾーヴァの箱舟 ミヒャエル・ゾーヴァの世界