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なぜこのような自分には縁遠く通常なら興味も薄い映画を選び、
観ることとなったのかと言えば、
以前お世話になった人が薦めていたから...
僕はその人に罪悪感のようなものを感じており云々...は、
この際無しにしよう。作品とは無関係であるから。
しかし、蔦屋でこのパッケージを目にした時、
観なければいけないと憶い出し、迷わず手にしたことも確かだった。
この「ノンストップ・サスペンス」と括られるような作品を、
果たして自分は楽しめたのであろうか？
結果から言えば、これは面白かった！目から虚ろが流れて消えた！
深夜に時間を気にしながら観始めたにもかかわらず、
その後はあっという間に夢中のまま観終えてしまった。
普段、こういった展開の早い作品を観ることが少ないからか、
その衝撃も大きなものだった。
もし自分が主人公の立場だったら、途中で死んでるか狂ってるだろう(苦笑)
内容に関してはお決まりであえて記さないけれど少しだけ(笑)、
終盤、「日記など存在しないのだよ」というシーンに出くわし、
あぁありがちな痛い展開だよ...と、いっちょまえにがっかりしていたら、
いや待てよ...おかしいよな？そう。違うんです！続くんです！
しかもあのエンディングには胸締めつけられて目頭を熱くさせられました。
そして、記憶操作云々また振り出し...とスピード感溢れる展開で、
ややこしい回想シーンを扱っていながらに、
恐らくはズタズタになっているであろう内省的なシーンも、
断片的に強烈に映し出されていて胸に刺さりました。
また父子揃って精神科医という職業が、
なんとも設定上手だよなぁと唸らされました。
そしてラストシーンから流れてきた、
ギャラガー兄弟による懐かしい歌声。なかなか好い曲。
やっぱりリアムの歌声は素晴らしい。
正直、また観ようという映画ではないのだけれど、
鮮烈かつ清々しさを残す、That's a entertainment！いう作品だった。
いやぁ観ず嫌いっていけませんね(笑)
　

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