dorama

満足のいく最終回なんてあるはずがない。
なんて屁理屈を噛ましていたのはいつの話か。
そんな片意地をはることもなく楽しめた週末ドラマ。
NHKクライマーズハイ』では、
悠木が望月彩子に電話口で話した、
「こわいから書くんだ」
この言葉にしびれた。このシーンだけでも観て良かった。
ラストは、"ミラクルマオ"に浮気してしまったために、
見逃してしまったけれど、ドラマを観るのにこんなに夢中になるとは...
観てみなくちゃあわからないもんですね。
素敵な男臭さ溢れるドラマでした。熱かった!
続いて日テレ『野ブタ。をプロデュース
「バカ」って言葉が眩しかった。
青春だなぁ。
青春とは、心の若さである。 (角川文庫―角川文庫ソフィア)』なんて本もありますが、
ドラマの舞台は高校だけれど、
宇梶剛士演じる修二の父親が酔って帰宅した時に話していたように、
それぞれにそれぞれの舞台があって青春がある。
大人になるにつれてその言葉の表層的な臭さが敬遠されて、
留めることが心苦しく背けたくなるその純粋は、
永遠の真情であるから、僕はそういった物語を好む。
選び感動する基準はもはや微妙なニュアンスとしか答えられない。
それに、いちいち甲乙をつけるところにはいたくない。
一個人の戯言。
しかし、あのオチには笑ったなぁ。
そして、堀北真希に惚れた...(笑)
 
おまけに昨夜も最終回がひとつ。
花より男子』も密かに楽しみにしていたドラマであった。
昔、日曜の9時くらいからどこかの局のテレビアニメで観ていて、
その時は楽しく観ていた記憶があり、
なにより主題歌が今でも耳に残っているくらい響いていた。
その後、マンガまで興味が発展することはなかったけれど、
だいたいのあらすじは知っていたので楽しめた。
牧野役の女の子は知らない名前だったのだけれど、
顔はどこかで見かけたことがある...と憶っていたら、
キッズウォー』の主役の女の子だった!
いつのまにかレディーになってしまって...と親父的心情が沸いて出る...。
この最終回、なんだかだらだらと惰性で観ることとなってしまったが、
いざクライマックスとなると...目頭22時50分過ぎ!感動へ至りました。
離陸する道明寺が乗った自家用セスナを追いかけるつくし、
気づき飛行機を停めたのは、母親の道明寺楓!
薄々感づいていても、じぃんと来てしまった。
そして、司とつくしのやりとり...二人とも輝いてるなぁ(笑)
おにいさん嬉しいよ...こんなシーンが観れて...と、独り感動に頷く。
極めつけの青春サンセットキス!それでいい、それでいいんだ。
そう...青春はいつだって過剰なのだ。
過剰と欠落を経て越えて、良くも悪くも大人になってしまう。
今の世の中は、なにを勘違いしてか、道を外れた世界へ踏込んでしまいがちな、
恐ろしい事件ばかりが起こる。
彼等に一冊の本、一枚の絵、一本の映画やドラマ、素晴らしい一曲でもあれば、
そしてなによりかけがえのない大切な一言を伝えてあげられる一人がいればと
寂しく想う。
あぁ...偉そうだ...大袈裟だ。すぐ飛躍しがちだ。
それでも書かずにはいられない。
恥ずかしいけど書く。恥ずかしいから書く。
「書くことは一種の狂気だ」*1と書いたのは車谷長吉であるが、
それでもただただ自分は実践し続けるのみ。
 
来年からはドラマッ子になろうか...。若返り作戦の一環として...。
こんな↓面白そうなドラマもあることだし...!?

日テレ『神はサイコロを振らない 〜君を忘れない〜

なんてったって、小林聡美ともさかりえコンビ復活ですよ!
 
 

*1:かなりアバウトです。うろ憶えです。