しがない書店員が手に取った気になる文庫。

映画一日一本―DVDで楽しむ見逃し映画365 (朝日文庫)

映画一日一本―DVDで楽しむ見逃し映画365 (朝日文庫)

夢のような題名(笑) 自然とそんな暮らしができたらなぁ。
そうなるには、雑欲が多過ぎる自分。
 
貴婦人Aの蘇生 (朝日文庫)

貴婦人Aの蘇生 (朝日文庫)

帯に、「一番想い入れのある作品」というようなことが書かれてあった。
小川洋子といえば、どこか寓話的で冷たいエロチカという本当に上辺だけの印象で、
名前だけを眺め過ごしてきたけれど、『博士の〜』を始めとしての作品に触れた後では、
集められた言葉の美しさ、それらが織り成す文章の流れの美しさ、
どこか欠落した背景の美しさ、そして物語の果ての美しさ...から、
小川洋子という個に魅了されるばかりであります。
川上弘美は、今でも『ホテル・アイリス (幻冬舎文庫)』が、
一番好きな作品なのだろうか...。