東京人*11月号は、創刊20周年記念号保存版

特集 1986-2005「東京人」がみてきたもの。
"特集で取り上げて来た人気テーマを中心に、
強力執筆陣がこの都市の変化を追う。"とあって、
気になるところでは、「古書店」の坪内祐三
これはとても面白くてバックナンバーも欲しくなってしまったけど、
文末では、神保町のこれからを危ぶみ嘆き共感同感の溜息。
なんだかしんみりしてしまった。
「喫茶店」はもちろん、ヌマゲン先生こと沼田元氣
愛するがゆえの苦言。重いです。
それでも、
「これは独断ではあるが喫茶店が多い街は犯罪が少ない。」とは、
名言だと想います。
「おたく、サブカルチャー」の項で、こんな映画が紹介されていた。
とても気になる。
映画『ゲルマニウムの夜』 公式ホームページ 荒戸映画事務所
そして、久々に川上弘美「東京日記」を読む。
流石に今回は読み応えがある...と言ったら失礼かな(笑)
 

読了。

パートタイム・パートナー (光文社文庫)

パートタイム・パートナー (光文社文庫)

ダメ男の星、進藤晶生。
どうしようもないのに、めちゃくちゃ感情移入してしまった。
素敵な台詞もたくさん...。読み終えるのがもったいなかった。
「人間は思い出すために生きてる。」という印象的な台詞は、
やはりその後の話でもキーワードのように繰返し使われていた。
なんだか作者と意識が近づいたようで嬉しくもあった。
"アン・タイラーに触発されて小説を書き始めた"ということで、
俄然、文春文庫のなにかしらを読みたくなってしまった。
松浦弥太郎さんが、以前読んで素晴らしいと書いていたので、
お決まりのBO100円買いで(→積ん読→引越のためダンボールへ→そのまま...)
一冊くらい持っていたはず...(汗)