またの日の夢物語

 
夜はまた来る。しかし、ひとつたりとて同じ夜はない。
出逢いの後には、別れが待っているらしい。
じゃあ、そのハザマに名前はあるのだろうか。
あまりにも、そのことを忘れすぎていなかったか。
さよならだけが人生だ...なんて想っちゃいない。
僕は人が好きだ。だからこそ、人と付き合うことに抵抗があった。
今では、そう憶いたい。
 
己の未熟さや、気遣いのなさを棚上げして、
外ばかりに問題があるのだとしか、見えなかった日々は
もう遠くに過ぎ去ってしまったようだ。
それでも時々、何処からか覗き見しながら、笑って退いてゆく。

いつからか、底の見えないダダッピロイ海原で、
顔から上半身まで出しながら、立ち泳ぎしたままの日々が続いている。
疲れるけれども、なんだかもう慣れたさ。やっぱりこっちの方が好い。
それでも、底や、その先をぼんやり憶う時もある。
 
相変わらず、
皆と話している自分を、どこからか見つめている自分がいる。
"僕"は、とにかく楽しく一生懸命話しているのだ。
その光景を、なにを考えるでも、毒づくのでもなく見つめている、
恐らくは、自分がいる。
だから、どうだということはないのだけれども。
 
予感というものがなくなればいいのにと想う。
 
宴の翌朝は、自分のなかでなにかが、
ちいさくもささやかに変化しているような気分になるのだけれど、
それはほんの一瞬、翳めるだけであって、
すぐ、忘れて、また、飲んで、いつかまた、憶い返す日があるのだろうか。
 
 
 
いやぁ、オフ会楽しかったです。
宴の後ッてのは、どうにもセンチメンタルになってしまいますね。
良くも悪くも"ひとり"という意識を猛烈に感じてしまうひとときです。
名刺には驚かされた、未だ計り知れない人情を持った主催詩猫、
案外、振り回されたい人?芸術家(芸人?)肌の牙が垣間見えた古書店員。
凛とした、でもどこか危うい、けどたくましい(笑)言語聴覚士(!)
山形発、なかなかイケメンなヤング暴走超特急...。
皆、個性的で、趣味の話題で盛り上がれたし、楽しかったです。
今度は焼き鳥食べたいなぁ...なんて(笑)
 
面子を代表して...

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