Simon & Garfunkel / Live From New York City 1967
 
ライブ・フロム・ニューヨーク・シティ 1967
 
前夜である。
二人にとっても、音楽にとっても。
あの時代を僕は知らない。
それでもこれは音楽だ。
音楽だからこそ、
伝わること感じられることがあるだろう。
二人の歌と一本のアクースティックギターだけ。
そして、素晴らしい聴衆も。
"歌"の力強さや美しさ。
トレードマークのハーモニー。
曲によって表情を変える流麗なギター。
ここより始まり、ここに終わる。
崇高な煌めきと幸福な一夜の温かさ。
シンプルだから響いてくること。
失われた"なにか"を慈しむ想いと
きっと何処かで息づいているという願い。
そんな感情まで連れ出されて、
かけがえのない感動へ辿り着いた。
この奇跡に心と耳を澄ませて願う。
こんな素晴らしい音楽が
もっと聴こえますように。