Valentine Melody

今日はヴァレンタインデイですが...Tim Buckleyの誕生日でもあります。
生誕何年になるんだろうか?久しぶりにあの歌声を聴きながら書いております。
聴く人によって好きなアルバムが異なる事が多いアーティストだと想いますが、
僕は、2nd『Buckley, Tim / Goodbye & Hello*1、3rd『Happy Sad
そして今は廃盤状態の『Blue Afternoon』が最もよく聴いたし、今でも好きです。
 

 
僕が2ndを夢中になって聴いていた当時、友人に聴かせたところ、
「なんだか暗いねぇ」と言われて、ムッとした憶えがありますが、
その後、あながちいい加減な意見ではなくむしろ的を得ていたなぁと感じました。
いくら彼の声が高みに昇ろうとも、シャウトしようとも、
拭いきれない茫洋とした暗影さ、悲哀さが独特の響きとして漂う...というのは、
僕が今まで目にして来た、Tim Buckleyに関する文献の受け売りですが、
たしかにそう感じられなくもないし、そこが美しいという謂れもわかりますが、
並んで語られることの多いNick Drakeも同様に、そういうアーティストだから
放つことができる"光のような"、"祈りのような"響きを、
その時分の僕は、強く感じてのめり込んだのだと想います。
もし聴いてみようと想った方は、
代表曲がまとめられた『Morning Glory: The Tim Buckley Anthology』をお薦めします。
聴く人間を選んでしまうアーティストのような気もしますが...いや、ぜひ。
 

*1:Linkは1stと2ndのカップリング。音質向上!!