もちろんDVDですし、一日三本もですがなにか?

エターナル・サンシャイン DTSスペシャル・エディション [DVD]
http://eternalsunshine.gaga.ne.jp/
なんだよ...エンディングのBGMも「Eternal Frame」*1でよかったのに...!
しかしラストは良い意味で複雑な気持にさせられたなぁ。
作品自体のアイデアも凄いけれど、あのラスト!当事者の気持になったら、
わけわかんないし、なんともいえない胸苦しさだろうなぁ。
今まで縁がなかったジム・キャリーケイト・ウィンスレットもよかった。
しかし、オープニングタイトルまで20分かけるっって凄いな(笑)
その理由も、途中でご丁寧なネタバレっぽい展開から気づいて、
変なところで涙ぐんでしまった(笑)
でも、結末がどうなるかまったくわからなかったし、
他の登場人物たちの想いがけないサイドストーリーがからんでくるし、
めくるめく展開で置いていかれないように前のめりで観入ってしまった。
監督のミシェル・ゴンドリーって名前はどこかで...?と憶えば、
PVで有名な人らしい。ビョークレディオヘッドにマッシヴね...そういやそうかもしれない。
映像的には正直、詰込まれ過ぎてる感じが好めなくて、
それほどぐっとくることはなかったんだけれども、
記憶のなか(脳のなか?)での、
ジョエルとクレメンタインの逃避行と会話がとてもよかった。
いまいちつかみきれなかったところもあるんで、もう一回観てもいいなぁ。
キルステン・ダンストって今出てるELLE JAPON*2の表紙なんだけれど、
けっこう可愛かった。
 
蟲師 其ノ漆 [DVD]
http://www.mushishi.jp/
蟲師に関しては、毎回がどれも好きだなぁとしみじみしてしまうのだけれど、
今回は淡幽登場の「筆の海」が収録されていて、ようやく観ることができた。
いやぁ...ほんとうにびっくりするくらいきれいに描かれていた。
監督自ら入魂の絵コンテでした。最後のセリフがせつないんだなまた。
実写版で淡幽を演じるのは、我等が蒼井優!なわけでして、
もちろん異論反論ありませんが、なんだか妥当すぎて...。
他にいなかったのかなぁって気がしなくもない。
でも、蒼井淡幽観れるのはやっぱり嬉しい。
できればそれっぽく髪切った姿を拝みたいくらいだ(笑)
他の二篇「山抱く衣」「天辺の糸」*3ももちろん素晴らしかった。
 
原作者の漆原友紀って人は、名前の字面もあって女性だとばかり想っていた。
なんというか、物語でのあの割り切り方...残酷ながらも一途だったり。
でも「天辺の糸」なんて胸にくるロマンチックな話、
どこかで女性が描いてくれてたらなぁって願望もあるからかもしれない。
 
特典では、あの奇跡的なオープニングのディレクターで、
有名写真家である菅原一剛氏と監督の対談。
これが!目からウロコで!いい話聞いたなぁ。
「偶然を必然に変えるのが素晴らしい写真」「写真は言葉*4だから」
奇跡の木漏れ日写真も凄かったなぁ。写真始めたくなってしまった...(笑)

  • ほぼ日でワークショップ開催中

ほぼ日刊イトイ新聞 - 写真がもっと好きになる。菅原一剛の写真ワークショップ。
http://www.1101.com/photograph/
 
ディア・ハンター [DVD]
ずっと観ようと想っていた傑作と名高い1978年のアメリカ映画。
けれども...自分には重すぎた。
最初の一時間の喧噪なんて、退屈で...。
その後の一時間の、特に捕虜になってのロシアンルーレットでの、
狂気的な演技は凄かったし恐かったなぁと。でも、それくらい...。
後半の一時間は、なんだか諦めムードで観ていた。
"ベトナム戦争時のアメリカを見事に描ききった作品"と
謳われていることに興味を持ったわけではなく、
デ・ニーロとヴィルモス・ジグモンドに惹かれて...。
『さすらいのカウボーイ』*5の映像世界を期待した自分がまちがっていた。
"娯楽"としての映画をこの作品に期待したことも...。
 
 

*1:サイトのはカヴァーですが... http://www.youtube.com/watch?v=2e_L6EWB6VA

*2:http://www.elle.co.jp/home/ellejapon/mag/ellen.php?ellen=0701

*3:絵コンテは大地丙太郎! 豪華ゲスト!?

*4:として受けとめられてしまう

*5:http://www.crest-inter.co.jp/line_up/sasurai/