一日予定を早めて、父が上京。

今年を振り返ると、我家で一番印象的な出来事といえば、
父の手術〜入院生活に他ならない。
慣れない不安や緊張がつきまとう日々もあったし、
こういうのもなかなか新鮮だなぁと呑気に楽しむ日々もあった。
なによりも、これまでとこれからの過ごし方を考えさせられる"事件"でもあって、
"気ままな独り暮らし"なんて、言ってられないよなぁ...と、
溜息をついた日々もやがては過ぎ去り、
父は父で、上京しての検査はあれど、近所のBOでの買物を楽しんだり、
田舎では抑えられているごってりしたフライドチキンやピザパンを食べてみたり、
僕は僕で、結局は貯金なんて目標の三分の一ほどしか残せてないし、
病的に音盤や映画に浸る日々はやめられないままである。
やがては終末を迎えるわけだけれども、
どうせなら、後先考えず楽しく暮らしたいよね...!?
というのが、我親子暗黙のうちに認めあう価値観なのかもしれない。