Mercury Rev / Holes


贅沢を言えば、こんなもんじゃあないぜ。
 
これもまた何年も前の話、
想いがけず深夜のテレビから流れてきた美しい曲を演奏しているのは、
"あの"MercuryRevだった...。
いつのまにかずいぶんと枯れちゃって...でも、こちらの方が断然好かった。
その衝撃の大きさは、翌日その曲の入った新譜を買い求めに走ったくらいだ。
今じゃあ考えられないほどの情熱...。
この曲がほんとうに好きだった。今でも好きだけれど...
あんなに浸り続けられる曲にまた出逢えるのだろうか。
アルバムも悪くはないのだけれど、
僕はこの一曲で充分だった。一年間はこれで持った。
コンピを作るときもしばらくは必ずこの曲が一曲目だった。
Grasshopperのギターソロも素晴らしいけれど、
音盤でのトランペットも曲の雰囲気をさらに深めていて最高だ。
  
Deserter's Songs
後のゴージャス化にはついていけない...。
"Spiders&Flys"のような素朴な曲をもっと創ってくれないだろうか...って、
元々そういうバンドじゃないんだもんなぁ。