親父が捨てられずに置いていった湿布薬が、想いがけず役立った。
朝、目が覚めた時には、かなり楽になっていた気がした。
しかし、腰痛は本屋の職業病と言われることも多く、
結局は、何事の作業もいちいちしんどかった...。
雨が上がったので、夕方頃からは客足も増えて、忙しくなった。
 
帰宅後は、晩飯を喰おうと着替えて一息ついたまでは良かったけれど、
ちょっと横になってしまい、そのままあっという間に、眠ってしまった。
う〜ん、疲れちゃったね...また僕の夜が...。
 
キッチンに出しっ放しの惣菜も...一瞬、気になったけれども...
そんなことはどうでもいいことさ...
後々後悔しようとも、一時の快楽の誘いに溺れてしまうような、
そんな、そんな、三十路前独身独居自堕落男性...
でも、いつだって心は少年さ! ひびだらけだけどね...。