Edgar 'Jones' Jones / Soothing Music for Stray Cats

 
スージング・ミュージック・フォー・ストレイ・キャッツ(紙ジャケット仕様) Music for Stray Cats*1
 
いやぁッ!ノエル兄さんよぉッ!
騙されて聴いてみたら、僕も"ぶっとんだぜ。"
一聴して浮かんだ言葉はジャケット通りの"Smorky"...
jazzy,Funky,Motown...微かにgarage R&Bの残り香...
そんな未熟なイメエジが過ったけれど、なんだかまったく足りないよ。
しかしなんとも愛すべき時代錯誤なムード。
偏質狂なまでに凝ったモノラルレコーディング。
まさかこんなにクールで瑞々しい"未知の過去"へと、
連れてかれる音だとは想ってもみなかった。
ほんとうに好きなのって、聴いていない時程よく響くんだよな。
 
僕は、あのLa'sと並んで語られるくらいだった彼のバンド、
「The Stairs」*2を知らなかった。
彼が特に敬愛する、THE 5 ROYALSも知らないし、
この音楽の素晴らしさを饒舌に伝えられるような語彙も持ち得ていない。
こういう時に自分の不勉強をすこし悔やんだりもする。
とにかく、この魔法にかけられたような心地、
新たな"クラシック"に出逢ったときの大きなときめき(笑)は、
なんだかすごく久しぶりのような気がする。
そう。僕にとってこの音楽はとても新しい。
Kidsたちが、Oasisから音楽の素晴らしさに目覚めて、
THE BEATLES 1』を聴き始めたりするように、
この一枚から受ける感動の先には、
さらにとてつもなく大きな感動が待っているような気がするなぁ。
渋くも熱いッ!かっこよすぎ!
 
 

*1:左が紙ジャケ国内盤。デザインはどちらも渋くて好いですね。

*2:唯一のアルバムが『Mexican R'n'b