三楽日記

やっぱりその日その日に書いていかないと、
ささやかだけれど大切ななにかを忘れてしまっているような気がする。
ただそれは、できるだけきれいな過去を残したいがための
見栄っ張りによる欲張りであるのかもしれない。
言い換えれば、
「あなたって本当につまらないところまでロマンチストね」
 
たしか日中は雨が降ったり止んだりしていたような...
店を出る時は傘を持っていた憶えがある。
なにせこれを書いているの今は、もう四月ではないのだから...
この日は、何事もなかったかのように通常通り仕事を終えて、*1
雑誌を数点見舞品として買い選び、病院へ向かった。
しかし、二駅なので早い早い。
 
面会時間は、午後3時〜8時まで。
着いた頃には正門は閉まっており、建物脇の通用口から入って、
守衛さんに面会届けを出して、上がって行く。
しかし、火曜日もそうだったけどこの時間は静かだったなぁ。
 
母がベッドの側にいない時はない。
たぶん相当疲れているだろうけれど、
妹の早寝に付き合っているおかげで、大丈夫だという。
父は相変わらず管だらけだったけれど、
酸素吸入器が細いチューブに変わり、
それほど重苦しい感じもないようで、渡した雑誌にも目を通したり、
今日は野球ないのかなぁと忙しなくチャンネルを変えたりしていた。
この日はこの時期に珍しく地上波でのテレビ中継がなく、
すっかり移動日だと決め込んでいたけれど、
しっかり対広島三連戦の三戦目があり、観なくて良かったような試合をしていた...。
 
さすがにまだ喋るのは億劫のようだし、
痛みも気にかかるようだったので、母と共に早めに帰ることにした。
 
明日は無理しなくていいよと言われたけれど、
傘を忘れて来たことに気づいて、
ついでに頼まれたアサヒカメラも明日持ってってあげることにした。
 
 

*1:そういえば、研修生の子が最終日だった!ずいぶんたくさん本を買ってったなぁ(汗)