Music for "myprivate" Sunday Lovers

忘れかけた午前の爽やかさから、
やがて訪れる午後の憂いまで。
かつてあった「僕等の日曜日」へ捧ぐ。
 
Reading Writing & Arithmetic

The Sundays / Reading Writing & Arithmetic

曜日の感覚が無くなって久しいこの頃、
どうか週に一度は、心に「日曜日」が欲しい。
それが、出かけるのが億劫になる肌寒い曇り空や、
ずっと眠っていたくなる雨音止まない一日でも、
歌われているのは仄暗い世界だとしても、
聴こえてくる歌と音は、
軽やかで晴れ渡っている。澄んでいて心躍らせる。
そんな音盤の邦題は『天使のささやき』だった。
 
オフィシャルサイト? : http://www.huan.com/sundays/
 
懐かしいなぁ。
このCDの国内盤で解説を書いているのが、増井修
その後もライフワークとなるストーン・ローゼスと並べて持ち上げているのに、
同じようにブランクのあったサンデイズに関しては、
言及され続けたかどうか、憶えがない。
Static & Silence』からもうすでに十年近く経とうとしている。
前作までは五年かかったから、今度は十年だろうか...?
掟破りなマイペースだけれど(笑)、なしくずしに消えることなく、
芯は変わらぬ素敵な音盤を届けてくれることを願う。
 
ずいぶんと音楽関係ではお世話になった、
高校卒業後にバイトしていたコンビニの社員さんが
凄く好きだと語っていたので、
Sundaysを聴く度に、彼のことを憶い出すのだけれど、
2ndの『Blind*1を凄く貶していたなぁ。
良いのは、ボーナストラックの「Wild Horses」だけだ...とまで。
たしかに、今聴いても、1stに比べて地味な印象だし、
これだろ!って曲も正直ないので、当時も相槌打つくらいだった。
その後、自分のせいでぷっつり連絡は途絶えてしまったけれども、
いまさら『Static & Silence』の感想を、
とても聞きたくなっている自分がいた。
これはきっと好い返事が期待できるだろうなぁと懐かしんだ。
 
そういや、なぜ"Sundays"なのか未だに知らない。
ライナーにも乗っていないように憶う...。
 
Blind Static & Silence 
 
 

*1:邦題は、『硝子色の物語』