ところでこの日は、閉店まで残った後、
店長に誘われ、二人で話には聞いていた安かろう立ち飲み屋の座り席で、
空きっ腹のなか遠慮しながら、ビールとつまみを奢ってもらい、
「これまで」と「これから」についてだべってきました。
話を聞いていると、表向きは不安にならざるを得ない事の山積みなのに、
なぜだか実感がわかない...。
それだけ、自分に未だ「社員」としての「労働」意識が
希薄だという現れに他ならないのだろうけれど、
今はまだ...酒といっしょに流し込んでしまい、
この席の雰囲気を覚えながら、確かめながら、話に耳を傾けるのでした。
自分の父親と同年代なので、二人で向かい合って飲むと、
なんだか照れもあったのだけれど、
いやぁほんとうにアルコールって素晴らしいですね!
いろいろなことを曖昧にぼやけさせることができて、
いろいろなことが調子良くなってしまうのです。
だからといって、飲ん兵衛になるほどに飲まれるまでもなく、
「とっておき」としてこれからも過ごしていこうと誓う、
ほろ酔い心地好い、土曜の夜の想いでした。