近所のBOでの初買い。

 

平凡社別冊太陽だけでも絵本特集はたくさん出ている...。
これは朗読CD付きで、『一房の葡萄』と『注文の多い料理店
本誌では著名人が自身の体験談も含めて印象深い絵本について語っている。
この本にも登場している常田富士夫の朗読が無性に聴きたくなった...。
朗読CDを聴きながら眠るというのも、未体験だけれど、いいかもしれない。

四百字のデッサン (河出文庫 の 2-1)

四百字のデッサン (河出文庫 の 2-1)

名前しか知らない画家のこのエッセイが以前から気になっていて、
そこには、田中小実昌、駒井哲郎なんて名前もあったりして魅力的だった。
少し捲って読んでみる...。
「(略)
 そうだ多分、わたしは、古びてしまった幼い日々を、
 ミミッチイとしか言いようのないあの後生大事な哀れさで、
 自分の胸の小さなところに、しまいこんでいるんだ。」
そのみみっちい感じがまた...。
 
土と草と風の絵本 (新潮文庫)

土と草と風の絵本 (新潮文庫)

三冊のエッセイをまとめたもの。
こういう絵本作家の文庫なんぞにはなかなかお目にかかれない。
それでも、ひそひそと100円棚に移るのを待つ自分の執念はいかがなものか。
 
ひげよ、さらば―猫たちのバラード〈上〉 (新潮文庫)

ひげよ、さらば―猫たちのバラード〈上〉 (新潮文庫)

偶然!先の田島征三の解説をこの著者が書いていた。
何年か前に下巻だけ見つけて、上巻を探していた。
ようやく。人形劇の方も観たいなぁ。
ガンバの冒険と双璧を成すような気がするけど、
僕の妄想のなかだけかもしれない。
 
他に気になったもので、
星の塔 (文春文庫)漫才病棟 (文春文庫) 東京珍景録 (新潮文庫) など。
前の二作品は、野坂昭如が解説を書いている。
車谷長吉が、いつだかの東京人で野坂昭如の文庫がほぼ絶版であることに、
強く憤っていたことを憶い出した...。