ジャニスで借りたもの、蔦屋で借りたもの...。
自分の場合ですが、一聴してなにかしら響かず残らないものはやはり、
その後も惰性で聴くしかないものばかりなのです。
そんなに聴いてどうするの?と自問自答することもしばしばですが、
やめられないのです。
なかなか心の琴線を揺さぶる音盤に辿り着かないなかで、
これはなかなか好いです。ゆっくり付き合っていこうと想います。
 

ゑでぃまぁこん / あおいあしおと

冷たい質感の音だけれど、だんだん浸透してゆく。
ところどころ管楽器などがさりげなく添えられて曲を色づけている。
曲によってはどこか山本精一の歌に通ずるような響きも感じられる。
聴き取れているだけでも、歌詞は...なんだか恐い(笑)
音の向こうの暗闇にぼんやりと見知らぬ鄙びた田舎町や境内が覗けてくる。
なんだか土着的な雰囲気が感じられるせいだろうけど、これが癖になる。
もっと冷たく重く澄んでいて、それこそ祈祷のような響きを聴かせる
手水』にも近い印象。