■
10日でDVDながらも既に4本鑑賞。
しかもすべて面白い。このペースで観たら100本観れるな。
いいなぁ..それ(笑)
思い出し笑い必至!
これは素晴らしいです(涙)
Little Tempoが音楽担当くらいしか知らず、なんだか怪しい映画だ..と、
訝しみながらも借りてしまいました。
それがもう!今のところは今年最高の一本です!
冒頭の美しい景色とスティールパンの響きに寝そうになったけれど、
じんわりじんわりやられていきました。
田園風景や町や家での会話などの拾い方も、
「日常の音」として映像から匂って来るかのように好かった。
そしてキャラがそのまま内容を示しているというのか、
ここらへんはマンガ的な気もするけど、振り幅が凄いなぁ。
この作品に関しては、「シュール」という言葉をよく目にするのですが、
なぜだろう?自分は強烈にシンパシーを抱くからか、どうにもすっきりしない。
所々現れるユーモアに関しては、素直に笑えて本当に感動した。
多角的な笑いのセンスを持ち得ている上に、それほど難解な物でもないような気がする。
CGの使い方も、なんだか純粋さ極まり...といった風情があって面白かった。
それこそ、茂田井武や谷内六郎や大竹伸朗の絵のようだと浮かんだほど。
純粋さというところでは、あんなに恐るべき笑いのセンスを映し出しておきながら、
終盤では皆が違う場所でも同じ夕陽を眺めているという
それまでの流れからは拍子抜けしかねないシーンや、
亡くなった祖父の部屋で見つけたペラペラスケッチを観てしんみりするところなど、
この監督は「つくっているところ」と「つくってないところ」を、
意識して出しているのかなぁなどと気になったけれど、どうでもよくなった最高!
この作品でも知らずに我修院達也星人に遭遇してしまい、
僕の心はもう捕われてしまいました。
だって、ねぇ?
翌日は何度も何度も憶い出しては笑い、その感動の確かさを確認するのでした。