■

終わりの風景

　　
このマンガをBOの棚で目にしたときの衝撃...。
恥ずかしながら告白すれば、
ずっと探していた未知の友人に出逢ったような感動であった。
常磐響の装釘も素晴らしいこの本は、
四コママンガらしきものであることしか説明出来ない。
この本に関する情報をまったく持たず開いた自分は、
まるで、Monster (18) (ビッグコミックス)巻にて、
あのロベルトが観ること叶わなかった、
ヨハンの原点「終わりの風景」へと
放り出されたかのような心地を味わったのである。

それでもどうしてなんだろう？
このちいさな懐かしさやくすぐったい嬉しさは？
これはきっと僕が求めていたものに他ならないのだろうと、
すっかり頭も心もやられてしまって、
僕もいつかこのようなナンセンスすら突き抜けた作品を、
創ることが出来たらいいなぁと夢想するのである。
そう、誰が言ったか、榎本俊二はマンガ界の稲垣足穂だ！*1
　
マンガのことを考えていたら、
この本のことばかり頭を過ったので、
しょうがなく書いてみました...。
　
　

*1:すいません...僕が勝手に言いました。