とっておきの感傷。

帰宅後、晩飯と共にテレビをつけたら、
NHKでドラマが流れている。
次々現れる俳優に役名のテロップが出るので、どうやら始まって間もない。
NHKのドラマスペシャルってすごく面白いんだぜ!という
朧げな記憶から来る想い込みがあって、
晩飯をつまみながら、観入る。
登山の話が出て来たところで、『クライマーズ・ハイ』だと気がつく。
結局、夢中になって観ることとなった。
原作を読んでいないので、文句のつけようがない。
濃すぎる俳優陣。いちいち熱い。
懐かしのNHKアナウンサーの若い頃の映像も出たり、
新井浩文が標準語を喋っている役は初めて観た。
終始、緊張感に包まれて目が離せなかった。
やはりなんといっても濃縮!岸部一徳...。
佐藤浩市との絡みは凄まじかった。
しかし、どこであんなサングラス見つけてくるんだろう?(笑)
時代考証で、あれを選んだのだろうか?
「シーサイドバウンド」での、"ヘイヘイヘイヘイ!"という、
浮きも浮いたドス低い歌声が呪詛のように憶い出される。
この人はやはり凄い。
次週は後編!まっすぐ帰って観るべし!

NHKドラマ : 「クライマーズ・ハイ」12月10日・17日放送!

ようやく一息ついて、ミルクティーを準備して、
週末の密かな楽しみ『野ブタ。をプロデュース』を観る。
なぜだか、一週空けてしまいながら観ているので時々ちぐはぐ...。
それでもいちいち感動する自分がいる。
最近、音楽にしろ読書にしろやたら心若返るようなものばかり、
求めている訳ではないだろうに、出逢い、夢中になる。
リバティーンズ、『機関車先生 (講談社文庫)』も然り。
まぁね...精神年齢は18歳ですから...。
このドラマを観ていると、高校の頃に戻りたくなる。
叶えられないことは承知で、その感傷に浸ってみる。
あの時、この様にしていれば...と。
その当時から後悔していたにもかかわらず、
未だに変わることができない精神遍歴。
いや、むしろいいかげんに振舞っていた当時の方がまだマシなのかもしれない。
過去は美化されるものだというけれど、どうなんだか。
とにかく、修二のモノローグも好い。
関係ないところだけれど、TRIGUN*1の次回予告なんぞを憶い出させる。
そして、"野ブタ"は"野ブタ"だからかわいいのか...それとも?
来週は、最終回。泣けそう、泣いてやりたい。