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最近聴いた音盤から、特に好かったものを。
- アーティスト: Iron & Wine,Calexico
- 出版社/メーカー: Overcoat Recordings
- 発売日: 2005/09/13
- メディア: CD
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一曲目から、いつもの砂埃舞う荒野の音景が浮かぶと共に、
なんだか哀愁漂う星空まで広がって来た。
そして、Sam Beamのあの歌声...。
期待以上の素晴らしさ。全曲好いです。
Calexicoだと、どっぷり浸って気づかなかったけど、
John ConvertinoのDrumsは面白いよなぁ。
Shack / Zilch (ジルチ(紙))←なんですかこれ?
元「The Pale Fountains」という冠が当事者には重たいらしいが、
その歌声に名残や青春の残骸を確かめることで、
聴き手が仄かな嬉しさを心に宿すことができるのならば、
才能故の苦しみだろうが、素晴らしいことなのではないでしょうか。
Shackの1stがボーナストラックを加えて国内盤初登場。
excellent.records
解説にも書かれていたけれど、
その後のShackを憶うと、これはまるでPale Fountainsの3rdの様だった。
もちろん、当時の彼等とは切っても切れない"青春"という二文字を想起させる
瑞々しい歌声やせつないメロディは健在で、とても好いのだけれども、
新作を出すにつれて、全体的に翳りや憂いを帯びてくるのが、
ここでも確かめることができてじんわりと感動した。
やっぱり名曲揃いでした。
その『Zilch』が1988年、
1991年に制作されてレーベル倒産などで陽の目をみたのが
1995年の一皮むけた2nd『Waterpistol』(ジャケもタイトルも最高!)後、
1999年音楽誌等でも絶賛されたこれまた傑作の『HMS Fable』を経て、
一昨年、最新作が出ていたことをつい先日知ったのであった...。
- アーティスト: Shack
- 出版社/メーカー: Import [Generic]
- 発売日: 2003/09/30
- メディア: CD
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だんだんと沈んでゆきながらも、ゆっくり顔を出し息継ぎをして醒める。
人間はそう変われるものではないのだろうけれど、
変わろうとする意志はけして無駄にはならない。
そう足掻いているのかどうかはさておき、
これまた大人になった音色がたまらない傑作です。
今ならもう、Pale Fountainsよりも好きだと言っても、
過言ではないような気がする。
"Arthur Lee Children"代表として(笑)、頑張ってほしい。
次の作品を気長に待っております。
- アーティスト: JOANNA NEWSOM
- 出版社/メーカー: DRAG CITY
- 発売日: 2004/03/11
- メディア: CD
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P-VINEから国内盤も出ています。
Devendra Banhart目当てで探していたら目についたので、
おまけで(失礼)聴いてみたのだけれど、素敵です。
帯に「信じてほしい。これは魔法である。」と書かれているけれど、
魔法と言うより麻薬的な中毒性、依存症的魅力のあるアーティスト。
下世話なことを書けば、YUKIやbjorkから、
Erica Pomerance*1,Karen Dalton*2といったStrange Folkieや、
それこそ近所の歌うことが好きな女の子...まで想起させる、
濃すぎる歌にハープの弾き語りという、聴き手を選ぶかもしれないけれど、
好きな人にはたまらない奇跡の一枚。
どこか計算されたかのように感じつつも心地よく響く
ハープやそれを包むアレンジの上を
天衣無縫に流れるすべてを知ってしまった上での無垢さ...などと書きつつも、
そんなことはどうでもよろしくってよ。素敵だ。可愛いし(笑)
また相変わらず聴いたタイミングの悪さに辟易しておりまして...
SMOGと一緒に来日していた...!*3
SMOGが来日することは知っていたけれど、同行して来るのが知らない名前...くらいで、
見過ごしてしまった。タイミング悪すぎるなぁ。
しかも、ライブビートに出ることもすっかり忘れていた。
まぁ置き去りにされることには慣れているから...。
しばらく聴き浸りそう。