今日聴いたなかで一番好かった一枚。

Bill Fay (Reis)

Bill Fay (Reis)

UKのSSW。1970年にDERAMからリリースされた1stアルバム。
"The missing link between Nick Drake,Ray Davies and Bob Dylan."
この殺し文句に惹かれて聴いてみたのだけれど、
ニック・ドレイク云々は、想い入れが強すぎることもあり、
どうにも首を傾げてしまう...、
おそらく『Bryter Layter』のイメエジでしょうか。
もっとわからないのは、ボブ・ディラン...?
レイ・デイヴィスってのはわかる気がします...癖というのかなぁ。
メロディや曲の流れが、英国の匂いを感じさせます。
とにかく、そういったことを抜きにして、
オーケストラやホーンのアレンジが素晴らしい。
ここまで大袈裟だと、くどく感じるのが自分は常でありましたが、
これは聴かせます。聴いててしんどい曲もあることはありますが、
そんな気分を補って余あるくらい好い曲あります。
本人が弾いているピアノが入る曲が特に好いですね。
歌にも、どことなく翳りのようなものを感じられなくもないのですが、
全体的に囁くような感じではなく、歌い上げる曲が多くて、
郷愁を誘われるような響きがあります。
ニック・ドレイクが好きで... と聴こうとしている方には、
おすすめしませんが、それを抜きにすれば好いです(笑)