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きのうのはなし
久しぶりに早く上がれたのに、
結局は、通しの日と変わらぬ時分に帰宅したのは、
門前仲町のブックオフで、
延々二時間余棚を眺め廻っていたから。
当初、これ欲しいなぁと想っていた本を、
帰り際には憶い出せない始末。
カゴに入れて廻ればよかったね。
たまには古本購入簿
車谷長吉は、今年観た映画(DVD)のなかで最も感動した一本、
『赤目四十八瀧心中未遂 [DVD]』の原作者。
原作を読んでみようと心の隅に置き去りのまま、
ようやく棚で目にして気づいたけれど、その隣にあった短篇集を購入。
解説が『もののたはむれ (文春文庫)』と同じ、三浦雅士ということもあり。
解説のさわりに、
「車谷長吉は私小説作家ではない。
強いて形容するならば幻想小説作家である。」とあり、
そうだよなぁ。そうこなくっちゃ...と嬉しい。
もうすこし待っておくれ。