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しがない書店員が手に取った気になる本たち。
やっぱり本も好き...。
- 作者: 松岡正剛
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2005/09/07
- メディア: 文庫
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弱さは常に過激である。」
「なぜ、われわれは脆くはかないものにこそ惹かれるのか?」
どうですか?僕は嬉しさのあまり、しばし立ち尽くしました。
読了してもいないのに、猛烈に感動しています(笑)
これがまた、個人の興味から始まっているところが素晴らしい。
あとがきにも触れられていましたが、確かに画期的な本だと想うし、
その筋の人々(漠然と...)にとっても、眼から鱗どころか大漁な一冊でしょう。
もう言及している範囲が恐ろしく広いです。さすが千夜千冊...。
学も知もない自分ですが、欲や血が揺さぶられ騒ぎ出します。
読めば読むだけ、新たな世界を提示してくれるでしょう。
できることなら、ナイーヴ、ニート、アウトサイダーアートなども、
言及してもらいたい。*1
泉谷しげるが告白した過去に対人恐怖症であった話なども、溜息。
あるひとつの孤高に近づくためのテキスト。
松岡正剛 ISIS立紙篇
- 作者: 坂崎千春
- 出版社/メーカー: マガジンハウス
- 発売日: 2005/09/20
- メディア: 単行本
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"昔、マリカおばさんに言われたこと"が、じんわり沁みる...。
微妙な愛らしさのステッカー付き!
クウネル ku:nel
- 作者: 江國香織,松尾たいこ
- 出版社/メーカー: マガジンハウス
- 発売日: 2005/09/15
- メディア: 単行本
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『パンプルムース!』もそうだったけど、
江國香織の文章はこういう作品によく似合う。
誰にでも書けそうで、きっと誰にも拾われない美しいイメエジ。
本人も"楽しい"と書いてるので、なおさら。
松尾たいこが江國の作品を"透明感がある"と語っていたことに、
ちょっと違和感を憶えていたのだけれど、
こういう作品を目にすると、納得できる。
逆に、江國が松尾の絵の印象で"不安定"と添えていたことが、
自分がこの絵から受ける、なにか言葉にならず落ち着かない心地を、
しっかりと表していた。
taikographic(松尾たいこHP)
- 作者: 前田司郎
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2005/09/16
- メディア: 単行本
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他人に、しかも同世代の人間に書かれると、
なぜだか違和感を持ち、反発したくなるのはなぜだろう?
帯に綴られた自薦?文を読んで受ける、このすっきりしない印象、
幾つもの昔なじみの呪詛によって促される、
盲目への一体感、或はその予感。
高校野球や高校サッカーを観ていて、
ふと、あぁ自分よりももう十歳も年下なんだ...と、
気づいた時の穏やかな焦燥感に似ている。
青春小説ってなんだろう?でも、そんな匂いが好きなんだ。
- 作者: 長嶋千聡
- 出版社/メーカー: ポプラ社
- 発売日: 2005/09
- メディア: 単行本
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ホームレス=路上生活者のお住まいを、
建築物としての視線で捉えた研究成果。
眼から何年も前の缶詰の汁が滴りそうな衝撃。
こういう現代の民俗学を見逃してはいけない。
笑いそうで、笑えない。
純粋さは時に奇妙に奇特に映るけど、
やがては認められることが多いと、歴史が物語っている。
- 作者: 室井尚
- 出版社/メーカー: アートン
- 発売日: 2005/09/01
- メディア: 単行本
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本当に、「どうしてバッタなんですか?」だけども、
こんなことがあったなんて、知らなかったよぉ〜(寂)
こんなに色々費やしといて、"アート"でいいのか?
いいんです!!!!!
「子供の心を持った大人たち」による、
2001年横浜トリエンナーレにおける、伝説のドキュメント。
Yokohama Triennale 2001
今年も開催されます!絶対行くぞ〜ハマトリ!
YOKOHAMA2005 横浜トリエンナーレ2005
細野晴臣インタビューTHE ENDLESS TALKING (平凡社ライブラリー)
- 作者: 細野晴臣,北中正和
- 出版社/メーカー: 平凡社
- 発売日: 2005/09/01
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まさに、細野晴臣という事象を言い得ていると想います。
偉そうに語れるほど、すべて聴いてきた訳ではないのですけどね(笑)
どうにも惹かれるんですよね。細野派ですから。
『メゾン・ド・ヒミコ The Original Soundtrack of “La Maison de Himiko”』も早く聴かなくちゃ!
このお二方のラジオにはとてもお世話になりました。
細野さんのラジオは、終ってしまって残念だったなぁ。
北中さんのラジオは、仕事で帰宅した頃には、
終わりそうなとこだし...よくお休みするし(苦笑)
いつのまにか、ラジオから遠ざかってしまった...。
あの、素晴らしい出逢いの煌めきを求めて、
また久々に色々チェックしてみようかな。
本の話がおざなりですが...平凡社ライブラリーから。
WABISABILAND (北中正和)
- 作者: ヘレンフィッシャー,Helen Fisher,大野晶子
- 出版社/メーカー: ソニーマガジンズ
- 発売日: 2005/09
- メディア: 単行本
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恋に昇るでもいいのでは...? "恋昇り"は...?
科学的に分析されたら、恋なんてできやしない...。
でも、ちょっとだけ気になる...。
恋をとめないで! by COMPLEX... 昔、カラオケでよく歌ったなぁ。
ザガットサーベイ 2006 東京のレストラン 2006年度版
- 作者: Yukiko Suzuki,Yukako Taguchi
- 出版社/メーカー: 賃貸住宅ニュース社
- 発売日: 2005/09/15
- メディア: 単行本
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大幅に改訂のため(版元談)、2005年度版を飛ばして、ようやく発売。
果たして、しがない書店員がこの本を必要とする日は訪れるのでしょうか...。
「ザガットサーベイ 東京のレストラン」2006年度版
- 出版社/メーカー: 宝島社
- 発売日: 2005/09/12
- メディア: 大型本
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中学から高校にかけての自分にとって、この"ロゴ"は特別な存在だった。
上京したら、ステューシー買うぞ〜!と意気込んでたっけなぁ。
お上りさんの買い物下手で、サイズ変なの買ってしまって、自己嫌悪...。
そのロゴばかり雁字搦めにされていた若き日々から、
斬新なプリントとの出逢いでファッションの奥深さを知り、
その後、藤原ヒロシが紹介してたりして、また惚れ直して...。
今じゃあ、古着屋に行くと、凄い値段で置いてたりするし。
なんでしょうね...妙な感傷。
*1:未読なのでもしかしたらあるかもしれないです。