If They Move Kill'Em

Sam Peckinpah or PRIMAL SCREAM ?
 
「友達がいない」という発言を、しばしば耳にするのだが、
その想いの切実さは、きっと果てしない個人差があるのだろうなぁ。
多分にもれず、自分もそのような人種になるのだけれど、
敢えて言葉にするほどではないと想うようになってしまった。
僕の場合、自分から「友達」と呼べるような人間はいないと想っている。
呼ばせてもらえれば、ニ、三人といったところだろうか。
自ずからそう仕向けていった経緯があるので、
今さら後悔云々しようもないが、
悩みや迷いを誰かに聞いてもらいたいと想うときに、
こんな人間は、つまらないし寂しいもんだよなぁと沈むこともある。
たとえば、今とか。
(しかし、これを書いている時にそのうちの一人から、
久しぶりに電話が来た...なんだかなぁ。)
 
ベルセルクというアニメを観ていた時の話。
主人公のガッツと、その雇われ軍の頭であるグリフィスとの間に生まれた微妙な関係。
「友情」と呼ぶには脆く危うい、お互いの気持ちは、
自分にはとても美しく印象的であった。
グッド・ウィル・ハンティング [DVD]』を観て、これまでにないくらい涙を流した。
それはたぶん、泣くのにうってつけの映画だろうと、
自分のどこか敏感ななにかが手に取らせ、
見事に今までにないくらい自分を泣かせてみせた。
その時は、無意識のうちにでも、
泣かねばやりきれないことがあったのかもしれない。
よく憶えてはいないが。
 
ある人は、「これから創ればいい」と言ってくれて、
ある人は、「逢って話すだけでいい」と言ってくれた。
自虐的にも程があるが、未だに自分には、
人を寄せつけず、遠ざける特殊な天性の才能があるように想っている。
そして他人を傷つけることにおいても。
もしも、これが憑物の類いだとしたら、
誰か落としてやってください。
落とし方でも教えてやってください。
 
いやぁ書かずにいられない、日も、ある。
いいかげん、に、し、なさい。
もう一度だけ言うぞ。
動いたら、殺せ。