ここに終り、ここより始まる。

THE LA'S JAPAN TOUR 2005 SHIBUYA-AX ザ・ラーズ単独公演。
ラーズ(+8) ゼア・シー・ゴーズ?シングル・コレクション
行ってきました!観てきました!
もう余計なことは書かないぞ〜と想いながらも、
やっぱり言いたいことは書いてしまうぞ〜。
セットリストなんぞは吹っ飛んでしまった...。
やはり大きいハコほど、待ち時間が長いんですよね。
たぶん会場が選曲してるであろうSEは、殆ど退屈で...
時折クラッシュなんかが流れたりしたなかで、
ユーリズミックスの有名な曲...あれ好かったなぁ。
待ちくたびれて、ようやく始まってからは、もう...
褪せない響きが目の前で鳴り始めた。
一曲一曲が素晴らしくて、確かめるように浴びていました。
最初のピークはやはり「There She Goes」で、大合唱。
あぁこのまま鳴り止まないでくれ...至福でした。
終った後の心地よい喪失感...もう一度演らないかな...なんて。
 "And I just can't contain
  This feelin'that remains"
だから...戻ってきたんだよな。Lee Mavers!
そして当たり前のことを想い違いしていた自分に気づく...。
John Power!あなたはなんて素晴らしいんだ!
貴方がいてこそのThe La'sなんだから。
あのコーラスあってのメロディだったんだよなぁ。
そして、これだけ美しいメロディを持ちながら、
リズムでも聴かせられる曲なんて、ないないない!
貴方の軽やかなプレイスタイルは、
曲が終わる度に、不機嫌そうで今にも去ってしまいそうな
Leeとは対照的でとても微笑ましいものでした(笑)
There She Goes〜Feelin'〜Timeless Melodyと続いたときは、
生きてて良かったなぁとしみじみ想っちゃいましたよ。
贅沢言えば、音が小さい感じが気になったんだよなぁ。
特にギター。元々アクースティックなアンサンブルが魅力でもある
バンドなんだろうけど、ちょっとギターの音量が物足りなかった...。
あと、「Over」聴きたかったなぁ!絶対演ると想ってたのに...。
「Callin'All」まで演って「Over」外れるなんて...ちと切なかった。
「Looking Grass」が流れ始めたら、聴いてる途中で目頭が熱くなった。
あぁたぶんこれで終りなんだろうなぁと想ってしまい...。
なんだか客が皆、固まっているようにも見えた。
僕はもう歌と音に合わせて、揺れるだけ浸るだけ...。
このまま最後の美しい混沌へと向かうのかと想いきや...
いきなり途切れてしまった。えッ?終りなの?
そこはやっておこうよ!ラーズの皆さん!
なんだかLeeが苦笑いしたように見えた。
一旦退いて、もちろん、アンコールアンコール!
でも...なに演るんだろう?と考えながら、拍手拍手!
さぁ再登場!
There She Goes
なんとなんとThere She Goes再演!よかったよ〜!
素直に嬉しい。そしてまだまだこれからなんだと確信。
この素晴らしい曲を越えて、もっと素晴らしい曲を創れるさ。
なんでか近くの兄ちゃんが、またかよ...とすかしてるのが見えて、
ちょっとムカッとくる。構えている奴多かったのが残念だった。
若作りの30代〜40代(笑)半分に、若い人も多かったけど、
曲によって温度差が激しかったよなぁ。
これは追体験のブランクとしてしょうがないのかなぁ。
アルバムは聴いてても、シングルコレクションは聴いてないとか?
There She Goesは知ってても、Looking Grassは聴いてないとか?
愛するが故に、はがゆい...。でも皆、楽しんでたよな。
だからこそ、今の、これからの新曲新作を夢見てしまうんだ。
今日の出来なら、ほんとうに期待できるよな!待つぜ!
醒めない魔法の余韻に浸っていたら、
ジョンが「なんかリクエストあるかい?」(雰囲気)
リーが「おまえらMy Generationって知ってるか?」(雰囲気)
そりゃあもう大騒ぎさ!結局、一番盛り上がったなぁ。
たしかに凄い曲だもんなぁ盛り上がっちゃうよなぁ。
ほんとに血が騒ぐ曲だな!
次のラーズはいったいどんな曲を創ってくれるんだろう?
この曲よりも素晴らしい曲を創ってほしいなぁ...
この曲くらい素晴らしい曲かぁ難しいなぁなんて想いながら、
手を叩き、シャウトジャンプシャウト!
あぁ終ってしまった...でも、長い彷徨のひとつがここに幕を閉じた。
そしてまた新しい彷徨が始まるんだ。
きっと素晴らしい曲を届けてくれることを信じて。
にやけたまま、憶い返しながら、帰路に着く。
帰りにまた豪雨に出くわそうと、余韻を高める演出にすらならない。
ぼんやり雷を眺めながら、自分もなにかひとつ越えたような気になる。
音楽は素晴らしい。やはりライヴにはもっと行かねばならない。
興奮冷めやらぬままの走り書きでした。*1
 
 

*1:後々修正しましたが。見苦しいので。