沼田元氣『雲の上の散歩』 発刊記念?

 

 
沼田元氣...少女、乙女の心を持った伯父さん。
氏のプロフィールに必ず記される
「日本孤独の会々員」とは?
彼のように一見親しまれて、優雅な人付き合いを想起させる人がなぜ...?
この神秘かつ甘美な字面に惹かれて、調べてみたものの...
この広いネットの世界ですらなかなか見当たらない。
そのうち、これは架空の会で、自分の心のなかにある会なのだと
想い着くようになった。
 
僕ってなんでこんなに孤独なんだろう?と想う人は数知れず...。
もちろん、僕も君に負けないくらい孤独なんだぜ。
結局人は、"ひとり"なんだという諦めも悟りも追いつけない境地に
本当に立つことができたとき...どんな人間になっているのだろうか...。
 

しがない書店員が、読もうか買おうかと迷い、結局想いとどまった(苦笑)
"孤独"の本フェア。

 

孤独について―生きるのが困難な人々へ (文春新書)

孤独について―生きるのが困難な人々へ (文春新書)

定番ですね。何度、棚から抜いては戻したことか...。
立ち読み苦手なんですよ、僕。
 
孤独であるためのレッスン (NHKブックス)

孤独であるためのレッスン (NHKブックス)

これは発展的孤独を目指して(笑)読もうかなと想った一冊。
要は、アイドルの写真集買ってしまうのと一緒で、
一線越えてしまうのではないかという妄想的危惧から購入せず。
 
孤独な散歩者の夢想 (新潮文庫)

孤独な散歩者の夢想 (新潮文庫)

題名が素晴らしすぎる...とても詩的ですよね。
これはいつか読みたい本ですが、いつになるやら...。
 
孤独を生ききる (光文社文庫)

孤独を生ききる (光文社文庫)

前にいた店で、ずっと平積みしていた本。
なんだかんだ、最近の新書の爆発的セールスは、普段読書習慣のない人が
題名に惹かれて購入したという意見が大半のように、
題名って大切だよなぁと想わせる一冊。
縋るような想いで買って行かれた人も多いはず。
 
花咲ける孤独

花咲ける孤独

クイックジャパン山田花子の棚にあった本や音盤をすべて載せていた記事があった。
所謂、アングラで括られるものばかりだった。ジャックスがあったのが印象的だった。
彼女にとって"孤独"とはなんだったのだろうか。
 
孤独力―人間を成熟させる「ひとりの時間」(ソリテュード・タイム) (こころライブラリー)

孤独力―人間を成熟させる「ひとりの時間」(ソリテュード・タイム) (こころライブラリー)

"ロンリネス(消極的孤独)からソリテュード(積極的孤独)へ"とは、
上手く言ったものだなぁと想った。
自分みたいに、"ひとり"の時間=逃避的な人間にとっては必読書なのかもしれない。
ただやっぱり、実用書って自分には向いてないんだよなぁというのが経験上の感想。
 
 

読んでない本を薦めるなよ!ってどこからともなく聞こえてきそうですが...。

まぁ、こういうのもたまにはいいかなと想いました...。