坪田譲治賞・那須田淳さん 「現在進行形で少年書きたい」 from YOMIURI-ON-LINE

 
ペーターという名のオオカミ (Y.A.Books)
個人的には、ここ数年前から毎年一番気にしている坪田譲治文学賞
今まで読んだ作品にいずれも深く感動して、
下世話なことを言えばハズレがない。
読書人としては、まったく素人の自分だけども、
こういう本を読みたかったんだと想える作品ばかりだったし、
こういう作品を一書店員として
たくさんの人に届けたいと感じさせてくれた。
受賞作品に関してはいずれまた...。
 
昨年度受賞作家の那須田淳氏の名は、
どこかで見かけたことがある...けど、
なかなか憶い出せずにいて、検索をかけてみたら、
ミヒャエル・ゾーヴァの一連の作品で目にしていたのだった。
(ちいさなちいさな王様,魔笛等...。)
しかも、まだ手にとって見た訳ではないので、
詳細はわからないが、受賞作の装画も...ゾーヴァ?
近々、観に行ってみよう!
 
ちいさなちいさな王様 魔笛
で、ゾーヴァといえば、『アメリ [DVD]』において、
アメリの部屋に飾られた動物の絵で一躍有名になったので、
名前は知らずとも、作品を目にしたことのある人は多いと想います。
僕は、日常の風景になにげなくとけ込んでいる
愛らしい不思議な動物達に胸をくすぐられた事もあるのですが、
ゾーヴァの絵の持つ仄暗さ、静けさ...
でもそれは、どこかほっとするような質感であって、
重たさや息苦しさからは無縁の世界に引き込まれました。
ちょっと高いのですが、『ゾーヴァの箱舟』をおすすめします。
気に入った方はぜひとも観てください!
 
ゾーヴァの箱舟
↓は自分が一番気に入っている絵です。