今年の初動画!

きっとこれを観れば、さっきまで落ち込んでいたあなたも、
想わずクスッとなって、終いには腹を抱えて笑っているかも?
やぁ!ひさしぶり。
君が噂のくすぐりエルモ*1かぁ。
いやぁまいった。すんごく欲しい!

 

 

DVDですがなにか。

嫌われ松子の一生 通常版 [DVD]
いやぁ... 映画と原作ともに凄く気になっていたので、
やっぱり映画から観た方がいいだろうということで。
好みでいったら、好みでない。
ミュージカルに免疫がないから、つらいのかな...。
全体的にとにかく凝ってるし豪華だった。
それでも意識的にケバくというか、いかにも装飾的なのが、
いずれ訪れる悲惨さを象徴しているようで重かったなぁ。
映像のメリハリが凄くて、逆に疲れるくらいだった...。
挿入曲もキャストも豪華でなぁ...。
松子の死に方は、原作でどういう書かれ方をしているのか気になるけど、
筋としては良い方へ期待を裏切ってくれと期待していたが、
ほぼ予想通りでがっかりした。
その後続くシーンも正直退屈で、
結局ラストシーンもあぁそうかってな程に落ち着いてしまう。
向いてないってことだろうな。
女優として中谷美紀が好きな人はどう想うんだろうか。
僕は特に興味があった訳でもないのだけれど、凄いと感じた。
この映画のためのエッセイも出てるくらいだから、
当人にとっても渾身の作品なんだろうけれど、グッと来たなぁ。
特に「なんで?」でのそれぞれの表情が、とてもせつなくきれいだった。
他では、『明日の記憶』でも泣かせてもらったけれど、
香川照之はやっぱりしっかり残る。
エピソードで印象に残ったのは、
荒川沿いでの瑛太伊勢谷友介のシーン、台詞ともにぞくっとしたし、
その後の光GENJI話では、なぜ内海?と爆笑してしまった。
そう、(おそらくは)重たい原作を踏まえた上で、
随所に笑えたってところは、よくよく顧みると凄いことなのかもしれない。
なぜか、何度も『ビッグフィッシュ』が浮かんできた。
散りばめられた花々のせいかもしれないなぁ。
絶命するシーンで咲いていた花が一番控えめだったけど、
逆に目立っていたように感じる。密かなメッセージかもな。
いいなぁ!なんて、楽観的になれないのは性格のせいだろうか。
 
 

 

第136回芥川賞直木賞の候補作品が発表されました。

ついに、伊坂幸太郎は外れた... って、出てなかっただけなのかも。
文芸誌はもちろん単行本ですら滅多に読まないんで、
どうかこの作品を!ってのがないんですけど...
芥川賞はともかく、直木賞をいっちょまえに予想してみると、
順当に行けば、佐藤多佳子荻原浩って流れなんじゃないでしょうか。
でも、『サマータイム (新潮文庫)』好きだったし、
元陸上部だった者としては、『一瞬の風になれ』はぜひとも読みたいんだよな。
 
文藝春秋|各賞紹介