2009年、32歳で聴く、ユニコーン

シャンブル【初回生産限定盤】

シャンブル【初回生産限定盤】

中学生の頃は、正直、飛ばしてた曲の方が多かった憶えがある。
だからアルバム通して好きだなんてことはありえなかった。
そういう意味でも一番数多く聴いたのはあのユニコーンが3Dになってたベスト盤。
買ってから一番長く持ってるうちの一枚だった。*1
意外にけっこう多いみたいだけど、
民生が歌ってない曲はどうも...というぬるいファンでもあり、
彼等の佇まいや遊び心をあまり理解できていなかった。
でも、先に聴いたリクエストベスト盤に入っていた「PTA」なんて、
副題の意味を聴いてみて爆笑しながら理解できた。
当時聴いたのは間違いないのだろうけど、まったく憶えておらず、
おそらく何だこの曲...で終わってしまったんだろうなぁ。
この歳になってようやく追いつけた。
しかも、さらに、現在進行形のユニコーンを聴くことができるなんて...
この新譜で一番気になっていたことが、
CMで流れてるあの耳に残るメロディはどの曲だろうってことで、
十数秒だけど、あれはかなりいい曲だろうと想い込んでいて、
聴く前からいろいろレビューも目に入れてしまってて、
なんでかその曲が「HELLO」だったらいいなぁなんて期待していた。
それはさておき、一曲目からがっちりしてる。普通にいい曲だ。
この新譜のトータルな印象として、がっちりしてるって感じた。
それは、言い換えれば、しっかりとバンドの音だったってことだ。
こんなに何年もずっとやってきたような音を聴かせられるとは、
ある程度の噂は目にしていたけど、いざ聴いてみると溜息もの。
しかもけっこう土台はヘヴィーかつハードな演奏が多い...
これをツアーで演奏してるんだと想うと、すげえなぁと。
再結成って響きより休養充分再始動!ってとこだよな。
で、感心しながらしかもリラックスして聴ける楽しいアルバムに大満足ながら、
あのCMで流れた曲がない...やっぱり「HELLO」だったか...とおもいきや、
これでもないようだ... でも好い曲... そしたら転調して!ここだったかぁ鳥肌。
30過ぎて聴く、今のユニコーン
期待も想像すらもしてなかったことだけれど、こりゃあいい。
酒の席で、このアルバムについて、旧友と語れたらいいなぁ。
 

今月の購入簿。

Verses of Comfort Assurance & Salvation (Dig)

Verses of Comfort Assurance & Salvation (Dig)

Having

Having

Classic Years

Classic Years

Mister Lonely

Mister Lonely

全部、Amazonだったなぁ...。
 
 

*1:他は、RC、スピッツマーシーソロかな。