読了。

ハードボイルド・エッグ (双葉文庫)
初「荻原浩」でしたが、延々と続く小笑いを誘う文章は、
苦手な人は苦手だろうけれど、個人的にはツボで(笑)、洗脳されそうになった。
笑える文章を書けることって凄いよなぁ。うらやましい。
チャンドラーは読みたくなるし。一冊持ってるんだけどな...ダンボールの中だ...。
終盤、どうやって泣かされるのか...と胸高鳴らしながら読み進めてゆけば、
それなりに予想はしていたけれど、さらに上回る胸の痛む展開となった。
最後にも"笑い"を忘れず、そしてやはり涙も誘われて。
その清々しさは、荻原浩という作家のこれからを信じるに値するような感動だった。
数日後、店のバイトが買い求めるのを見つけて、
マーロウばりの渋いオススメ台詞を決めてやろうとしたけれど、
なんとも...想い浮かびませんでした(笑)