とりとめのない月曜日。

 
あぁ...ずっと眠っていたい...。
最近は特にそう想う。
やりたいことはたくさんあれども、
いざこの部屋にいるとなると、
結局は、温かくして眠っていたい。
それが一番の欲求なのである。
休日、
眠りすぎてその心地好さを台無しにする前に起床する。
 
雑用を片づけに外出すれば、また寒気が戻っていた。
寄道せずに自転車飛ばしてすぐに帰った。
夕方までだらだらと過ごして、
17時過ぎに中野へ向かう。
電車で座ることは滅多にないのだけれど、
行く先がいつもより長いので...
ゆっくり本を読みながら...
結局眠ってしまった。
 
中野に着けば、すでに夕暮れ。
人混みの流れに沿ってサンモールへ入る。
ブロードウェイまであとすこし。
この辺りの雰囲気がとても好きだ。
なんというか... 心地好い街臭さ。
ブロードウェイの4階なんてとてもミステリアスだ。
あの客のスカスカ加減も好い。
コスプレショップを覗く中年男性、
かったるそうに店番に立つ金髪の年齢不詳な女性、
小さなフィギュアを喰い入るように見つめる少年。
すれ違い様にきつい一瞥をくれた貴男はいったいどういう職業なんだろうか...。
 
この地に降り立った目的は、
フジヤエービックで想い出の品々を買取ってもらうため。
こうやって処分する時に常々、
なんでこんなに買ったんだろう?と、
ものすごく他人事のようにその品々を儚く憶うのだけれど、
いざ査定額を目にしてからは、
ちょっとしたマネーゲーム気分だ。
己の内でぼんやり引いていたラインと照らし合せ、
およそ20枚程のうち目玉の3枚を引き揚げて、
結局は査定額の半額だけ頂くことにした。
店員さんの残念そうな顔がおかしかった。
 
目の毒になるので、あまり棚を物色しないつもりだったけれど、
洋邦それぞれアルファベット順にさらっと見てきた。
とても欲しい一枚もあったけれど、見過ごす。
購買意欲は以前に比べてもう充分に落ちただろう。
買わない生活にしなければ...借りすぎる生活もどうかと想うけれど。
 
タコシェや精神世界に関する本を集めた古本屋を素見して、
初めて二階に下りてみた。
飲食店が多く雑貨店と混在していて、
4階とは真逆の活気があった。
ここにも街臭さに人臭さが充満している。
写真に撮ったら、目に映らないなにかが写りそうなくらいにビンビンだ。
それでも人目が気になるので、持ってきたデジカメを使うことはなかった。
まだまだだなぁ。
 
帰りにサンモールのパン屋で菓子パンばかり購入。
ほんとに、パンが好きだよな...。
 
サンモールとブロードウェイしか知らない自分だけれど、
中野は、いいよな。