ひさびさに鼻炎がやってきた。
気温15度ってこんなに寒かったっけ?
帰宅して、風呂に浸かり、晩飯を済ませて、
ニュースを眺めていたら、いつのまにか寝ていた。
午前三時頃に目が覚めて、眠れなくなるのが恐かったから、
そのまま目を瞑り、連れて行ってもらった。
しかし、夢見心地で連れて行かれた先は...
マオ!
*1
普段はそれなりに愛想の良い表情で額に収まっている彼だが、
こちらが眠りに就くやいなや、
「はやく名前をつけてくださいよ...」と、
毎夜のごとくねちねちとしつこいのである。
あぁ、またね、今度ね、そのうちね、と気にも留めずやり過ごしていたら、
遂に脅し始めるようになった。
「携帯の目覚ましアラームひとつ停めますよ。」
「いちごミルクゼリーの残り食べちゃいますよ。」
「寝てる間にホットカーペットの電源切ってしまいますよ。」
「お気に入りのCD一枚隠しちゃいますよ。」
「明日までに名前をつけてくれなきゃこの額から消えちゃいますよ。」等...。
そしてついにこの夜、
「さよならを言いにきました。寂しくなりますが、これでお別れですね...
 あれッ?ちょっと...逃げないでくださいよ!
 ほんとうに消えちゃいますよ。いいんですか?
 ちょっと考えてくれれば済むことじゃないですか!?
 もうここまできたら、なんでもいいですからつけてもらえませんかね?
 お互いの為ですし...って、聞いてくださいよ!
 贅沢言いませんから、名前だったらなんでもいいですから!
 ってあれ?ちょっと!もう...!」
という訳ですが、なんだかんだ未だに彼は少し憂いを浮かべた表情のまま、
この部屋から、この額から、出ていこうとはしないようです。
もし暇つぶしにでもと物好きで奇特な方がいらっしゃいましたら、
名前を与えてやってもらえませんでしょうか。
よろしくお願いします。
 
 

*1:タコシェで山口マオさんの今年のカレンダーを購入した折におまけで頂いた昨年のカレンダーの紙の額に同じく居頂いたカードを飾っていたのですが...