ここ数日、夜だけ薬を服用しているので、
眠気が以前よりも残って、寝起きがどうにもしんどい。
いつか薬とは縁を切りたいものだ。
病は気から。気から鍛え直さねば...簡単ではないけれど。
 
寒々しい朝食を口にしながら、
めざましTVを観ていると、想いがけぬ贈り物が!
なんと、安藤裕子が喋っているではないか。
しかも、あの永遠に眼上のたんこぶであり続けるであろう、
安藤優子」についてコメントを求められている...!
これはこの局ならではの話題でありながら、くだらねえ...と下しながらも、
どのように応えるのか内心ざわめきだっていた。
その口から出た言葉は、「なんだか申し訳ないです...。」
そうですか...そうですか?ダメ人間なんですか?
いやいや立派ですよ。ダメ人間の星ですよ!
まぁそれはともかく、僕が安藤裕子の歌を知ったのは、
同局のアニメーションの方の『ギルガメッシュ*1』で、
エンディングテーマとして流れていた「忘れものの森」であった。
あの声のインパクトは大きかった。
艶やかさと脆さと大胆さとが不器用なまま響いている。軽く病みつきになった。
その後、その容姿にも惹かれて...アルバムを聴いてみたところ、
衣装替えの様なきらびやかさや、自分などにはスタジオ臭さ*2が耳に馴染まず、
結局、件の曲止まりでそのまま影も薄くなっていくのでした。
昨年の後半あたりからまた名前をよく見かけるようになり、
露出も増えて、CMで話題になった「のうぜんかつら」もなかなか良さげで、
懲りずに(苦笑)、また聴いてみたくなりました。
2ndのジャケ(左)は...CHARAYUKIを想起させる。
Merry Andrew Middle Tempo Magic(CCCD)
 
このおかげで気分好く出勤できたわけだけれど、
ここに正直に書けば、今、仕事をしていて楽しいことなどなにもない。
面白そうな本、素敵な本、好きな作家の本、新たな出逢いなどが、
日に日に訪れることが大袈裟だけれどもせめてもの救いかもしれない...。
自業自得で、気の抜けた仕事ばかり繰り返して、
他人様に迷惑をかけてばかりで、自分が嫌になりそれにまつわる物事すべて嫌になる。
仕事なんてそんなもんだと頭で割り切っても、
積み重ねられた日常や雰囲気や流れを簡単には変えられない。
あっちに重きを置けば、こっちは気が抜けて、あっちゃらこっちゃら...。
ここしばらくの体調不良も加わって、店に入るとアレルギー反応を起こす。
こりゃあいやいや病だ。
いやいやえん (福音館創作童話シリーズ)
「いやいやえん」が実際にあれば、行ってわからせてもらいたいものだ。
しかし、そう世の中うまく進まない。
いっちょまえに今は過渡期ということにしている。
こういうことにも慣れておかなくてはいけない。
あんなこといいなできたらいいな...と、夢ばかり浮かべるのも悪くはないけれど、
今は細かいことを確実にこなせるようにならなくてはいけない。
夢を抱えて動き出すには...もう時間がないし、この先見込みがあるようなないような、
不透明な位置にいるけれど、一人前に仕事をできるようになることが先決だ。
 
昼休み、
来るとわかっていてもいざ贈られると嬉しいメール。
妹の禅問答のようだけれど妙な爽やかさを残す台詞と、
愛しのSさん*3の笑顔が浮かぶ文面。
僕はね、
どうしようもない人間なんですよ。
きれいごとばかり語る割には、けっこうひどいことできるんですよ。
でもね、
過剰と欠落から逃れられないように覚悟しているこれからも、
あなたたちを裏切るようなことはけしてしませんから、
これからもよろしくお願いします。
ヘケ。
 
店頭販売の手伝いの客引きで、少しだけ大きな声を出した。
声を出すのは良いことだ。
歌を歌うのはもっと良いことだ。
最近、カラオケに行ってないなぁ。
三谷幸喜はよく独りでカラオケに行くそうで、
昔、わざわざテレビの密着取材でもカラオケに独りで行くところを
写させていたけれど、当時の自分にはとても衝撃的だった。
なぜだかすごく心の拠り所のような存在になった。
三谷幸喜が独りで行くんだから、今度、独りで行こうかな。
痛いなぁ。
でも、これはけっこうマシな考え方だと今でも憶う。
声を出しては、振り向く人々、そして通り過ぎてゆく人々。
手伝っているだけだから、一定の距離があるけれど、
もしも自分がこのような仕事を切実にしなければいけない時、
果たしてこの距離を縮めてお客のところまで辿り着けるだろうか...
そんなことを考えると、いつも煩いくらいの店頭販売の業者さんが、
すこし偉大に感じられた。
 
今日は、閉店まで残るのだ。
これといって特別なこともない一日。
雑誌がけっこうあったので比較的忙しいが、
給料日だからといってそれほどの混み様でもなかった。
休憩中、本日二杯目のコーヒーを飲みながら、
このブログのことを考えていた。
なにを書こうか...「俺の裡で鳴り止まない29曲」とか...。
結局、だらだら実にならないまま、
徒然に書くことにした。さっき決めた。
 
帰路、
毎年のこと、田舎の同級生からメールを頂くのだが、
やはり今日も律儀に贈ってくれた。
早足で帰宅後、返信をして、風呂に浸かり出てみると、
早くも返信されていた。
なんと、追伸として、五月に結婚すると伝えてきた。
追伸かよ?
妙な感動が湧いて出てきた。
自分にとっては、よくよくめでたいことはなにもないし...(苦笑)
また先を越されたというのに、不思議と嬉しくなった。
この一日、劇的に心動かされるようなことなどないだろうと、
どこか冷めていたところに想いがけぬ報せ...。
すこしだけ体と心が軽くなった。
留守電には、母親から伝言が入っていた。
折り返して少し話す。
自分も早く親孝行したいものだけれど、
しばらくは縁がなさそうだし、自分のことでいっぱいいっぱいだ...。
さらに、急いでhさんにメール。
気持ちを伝えるということの難しさに溜息。
やはり、このブログを続けていくことは、必要なのだ。
失うこともあるけれど、それを補う大きななにかが待っていることも確かだから。
気楽に気軽に気長に...。
 
 
おかげさまで、一旦は止めたりもしましたが、
このブログを一年続けることが出来ました。
どうしても自己耽溺になってしまうところが、
良くも悪くも自分らしいような気がします。
どうか懲りずに声をかけてくださる方々、
これからもよろしくおつきあい願います。
さよならばかりの人生さ。それはそれで...、
「振り返る必要はない、ただ時々立ち止まることは必要だ。」
これ...誰かが言ってたような気がする。誰だかは到底憶い出せやしない。
 
ついでに、この日を持ちまして、29歳になりました...イタタタタタ。
まずは、冗談でもなんでもなくこの一年無事に生き抜くことを第一にして、
あとはやはりもっと感動したいなぁ。
一に健康、二に感動、あとは流れに身を任せ...
時の流れを誰が知る...?
 
 

*1:http://www.gilxx.com/index.html

*2:荒い音ばかり聴いているとなかなかしんどいんです...。

*3:しかし人妻であり母である