習性というのでしょうか...。
やはり気になる本を手にとっては、
此処を想うのです。
質より量で...お届けしますね。
これらの本をすべて読む能力など、
僕などに在りはしないさ。
それは貴方も薄々感づいているだろう。
だからこそせめて...さて懲りずに...

しがない書店員が手に取った気になる本たち。

不覚にも(笑)、妹より知らされた素敵な絵本カタログ。
ウチの店には入ってなかったのです...即他店舗から取寄せ!
最近目を通すようになった雑貨カタログでの連載をまとめたもの。
 「大人にもおすすめの心にしみこむ絵本」
この本の素晴らしいところは、"Mail Order Book"だということ。
つまりは掲載商品がすべてこの本を通じて注文できるのです!
いやぁ絵本ってほんとうに素晴らしいですね!
しかもほんとうにたくさんあるんですね〜!
ココ・マッカリーナって誰かって?
そのエピソードは読んでのお楽しみさ。

zakkaweb

 

coyote(コヨーテ)No.8 特集・沢木耕太郎「深夜特急ノート」旅がはじまる時

coyote(コヨーテ)No.8 特集・沢木耕太郎「深夜特急ノート」旅がはじまる時

特集は、沢木耕太郎深夜特急』ノート。
いつかなにか読もう読もうと結局、今まで読んでいない。
それでもこんな特集組まれるとなんだか読みたくなってくる。
しかも『モーテル・クロニクルズ』を紹介している。
しかも、旅、旅、旅...。逃避でも彷徨でも漂泊でも探求でも、
なんでもいいから、旅に出ちまえばよかったんだ。疼かされる。

http://www.coyoteclub.net/

 

増補 都市の視線 日本の写真 1920─30年代 (平凡社ライブラリー)

増補 都市の視線 日本の写真 1920─30年代 (平凡社ライブラリー)

タイトルが素晴らしい。
 「日本アヴァンギャルド写真史へのガイドブック」
安井仲治の写真が観たくて、探しているけれど縁遠い...。
ここにも名前が出ていて、木村伊兵衛と並ぶと、
写真に関して知も学もない自分には妙な違和感が残る。
アジェ*1や、『猫町』を出されてさらには、
「記録以上の神秘と愛」なんて書かれたら...。
難しいことは抜きにしたいけど、求めるものがそこにあるのなら。
 
ぺるそな

ぺるそな

鬼海弘雄はすげえぞ...!と、オ×ギリ×ョー風に呟いてみる。
鬼才どころか鬼ですな...一枚一枚一人一人観ていてこわいと感じました。
なんだか妙な生々しさが迫ってくる。こわい美しさ。
モノクロを感じさせない...いやモノクロだから、
くっきりと映し出されているなにか。
またその一枚にドラマを添えるタイトルが素晴らしい。
そのタイトルによって縛られた想像力を、
写真と照らし合わせてみるとまた余計にこわくなる。
鬼海弘雄はすげえぞ...!
この気になる↓企画にも参加しております。
「13人の写真家が、EU全25カ国を撮りおろした
 画期的な写真集シリーズ『In-between』全14巻」

EU・ジャパンフェスト - In-between

 

前田真三フォト・ボックス 大地の詩

前田真三フォト・ボックス 大地の詩

風景写真の第一人者の「小さな大全集」。
この風景を"残したい"と想った写真家のライフワーク。
「白い幻想」が個人的には好いです。寂しさと安らぎは紙一重か...。
 
書―戦後六十年の軌跡 (日本の美術)

書―戦後六十年の軌跡 (日本の美術)

なんだかゴツい本が入ってきたなぁと捲ってみたら、
また面白いんだなぁこれが!書といっても絵的な見方もできる。
そんな視点から入門してみてもいいのだろうし、
本の作りからもそういう意識を感じました。
この厚さ豪華さで、この価格は素晴らしい。

美術年鑑社:芸術ネットラジオ

 

趣味のぬり絵―谷内六郎のはるなつあきふゆ

趣味のぬり絵―谷内六郎のはるなつあきふゆ

いやぁ...大人向けのぬり絵の本がたくさん出てますが、ここまで来たか!
個人的に好きな谷内六郎さんの絵を、自分で色づけるなんて...
想像もしなかったので、なんとも衝撃でした...。
これはたしかに色んな意味で脳に刺激があるよなぁ。
ついでに、昔、同じようなタイトルで、六夜連続くらいで放送された
ドキュメンタリーを録画したまま観ていないことを憶い出した...。

谷内六郎オフィシャルwebサイトーROKU

 

あのひとが来て

あのひとが来て

今日付の朝日新聞の読書欄に載っていた本。
CD付きの本も当たり前になってきましたね。
山本容子さんの絵の表現力がこんなに幅広いとは、失礼ながら驚きました。
一見、奇妙な人物や動物像は、やさしい色使いもあり、愛らしく残ります。
CDには、タブラトゥーラなどでお馴染みの、波多野睦美さんも参加。

MAGAZINEHOUSE|BOOK&MOOK

 

虹の獄、桜の獄

虹の獄、桜の獄

鉛筆画が好きで、その筋から建石修志という名も知り。
この本にも美しい鉛筆画が数点添えられています。
 「大人のための暗黒童話」

ケルビムの五月商会

 

明るい夜

明るい夜

奇しくも友川かずきの名曲と同題のため、手に取った小説。
平野甲賀の特徴ある文字は心地よいですね。
少し読んでみると、静かな日常的世界...。
 「眠れないのか
  眠りたくないのか
  夜ごと、願っていたー
  いまと違うわたしになって目覚めますように。」

文芸春秋書誌ファイル

 

尻尾のある星座

尻尾のある星座

これは、犬についてのエッセイ集らしいです。
タイトルが好いですね。

OPENDOORS:書籍:尻尾のある星座

 

サン=ジェルマン=デ=プレ入門

サン=ジェルマン=デ=プレ入門

"「サン=ジェルマン=デ=プレのプリンス」による
  サン=ジェルマン伝説(もしくは伝説破壊)"
リプロボートから'95年に出ていたものの改訂再刊。
写真と単語の字面だけで、なにか違う空気を吸っている気分になる。
 
キス・キス (異色作家短編集)

キス・キス (異色作家短編集)

早川書房創立60周年記念行事の一環で、
1960年に刊行され、1974年に改訂版として再刊された
異色作家短篇集』が、全20巻の新装版となって刊行されました。
なにせ、自分が生まれる前の話なので、
この再々刊がどれだけありがたいものかはわかりませんけど、
解説をちらっと見たところ、古書で探している人も多いとか...?
"異色作家短篇集"という響きは、なんだか魅惑的であり、
今、世間の老若男女が夢中のロアルド・ダールが異色作家?という点も、
もう一冊の題名からしても興味があるので、気が向いたら...。
 
パンのおいしい物語 (グルメ文庫)

パンのおいしい物語 (グルメ文庫)

わが食いしん坊 (グルメ文庫)

わが食いしん坊 (グルメ文庫)

グルメ文庫かぁ...と気にはなっていたものの、
他にも気を取られ、日々は過ぎてしまったのですが、
今月刊を眺めていたら、パンの会主宰や、
松浦弥太郎師が好んで読んでいたと目にした獅子文六などなど...。
この文庫を買っていくお客様がまた、素敵な方が多いんですよね。
なんだかうらやましい...。

角川春樹事務所:読んで美味しい!グルメ文庫 創刊!

 

そして、毎年恒例の...と憶いきや、
四年ぶりになるんですね〜!
アミューズという雑誌の編集だったから...
その雑誌も今はなく...
時の流れを誰が知る...すこし寂しく。
 
一千一秒物語 (新潮文庫) 
 「ではグッドナイト!お寝みなさい 
  今晩のあなたの夢はきっといつもとは違うでしょう」