待祭の旅

あぁ...まただ...。
気がつけば、午前3時半。
寝てしまった。
ふと、
ある古書店に掲げられていた
色紙の言葉を憶い出す...。
 
「ほんとうのことを言おうか
 わたしは詩人のふりはしているが、
 詩人ではないよ」
 
たぶん、こんなところだったろう。
君もよく知っているあの人だ。
いや、失礼...。
なにを知っているというのだろう。
僕はなにも知らない。
君も。