中途半端に早く目が覚めた今朝は、
どこか落ち着かなくて...
なにかしらが降りたか憑いたかの如く、
憶い出しては、聴き浸った...。
 

Nick Drake / Saturday sun

このアルバム収録のver.が、しかも3ver.続く流れも含めてとても好きだ。
「And again
 And again
 And Saturday's Sun has turned to Sunday's rain」
「そしてまた
 またもう一度
 そして土曜日の太陽は日曜日の雨になってしまった」(対訳:中川五郎)
Nick Drakeの歌詞は、だいたいにおいて予感的、予言的な雰囲気に充ちている。
きっと、気のせいだろうけれど。

discography from sundayflute

 

「朝の光L'AUBE」/「あさの光」 (詞:水谷孝/曲:久保田麻琴)

 
音質の悪さと、無愛想なグロッケンが、
どことなく幽玄さを醸し出している。
眩いまでの気怠さに包まれ、儚い響きの水谷孝の歌。
それに比べると、音色もどこか温かく感じられて、
控えめなグロッケンは、絶妙な彩りを加える。
"才能による美しさ"としか言いようのない久保田麻琴の歌。
テープに続けて録音して、何度も繰り返し繰り返し聴いていた...。
その頃の僕は、己が求める心地よい音に包まれていれば、
結局は、他人にどう想われようとも、幸せだった...
今聴いてみると、そんな感傷が浮かび上がってくる。
けしてそんなことはなかったのに。
 
「朝の光をうけて 私は空に舞い上がる
 さあお前も窓をあけて ついておいでよ 私に
 これから始まる寒さを避けて 南に向かって飛ぼうよ
 さあ窓を開けて二人で飛び出そう
 LaLa---」
 

久保田麻琴 / まちぼうけ

 
歌詞の引用:裸のラリーズ-unofficial- from The Last One