ひさしぶりに、レコードを聴いております。


 
"CDでないと聴こえない音"と、"アナログでないと聴こえない音"の違いは、
近いようでとても遠い感覚の隔たりがあるように想われます。
前者は物理的な話で、後者は想い込みやら感傷やら妄想やらが強いのではないかと。
それでも、僕は後者を信じていて、
実際そのような"magic moments"を経験してきた人間なので、
レコードも好きなんです!う〜ん、なに書いてるんだ。暑いんです。
あの時代だから創れた音、その時代ゆえの奇跡...。
そういった言葉も、自分には殺し文句となってしまいます。
サイケデリック云々と括られる音盤は、そのテが多いですよね。
 

Richard Soutar / Lavender Daydreams

 
もう何年も前...ネットで知り合った北海道の知人と音群交換をしていた際に、
教えてもらった美しいFolkie Psychedelia... 歌声、メロディ、ギターの音...。
草原、暗がり、ラヴェンダー、彼女、伏し目がち、憂鬱、昇華、安らぎ、哀愁...。
 

Peter Laughner / Take the Guitar Player for a Ride Player For A Ride

 
Rocket From The Tombs〜Pere Ubu在籍、伝説の早世ギタリスト。
Take the Guitar Player for a Ride
LPの方が収録曲多いです。
Dylan,Velvets,の残り香漂う、N.Y.の音色、土臭さへの憧憬...。
腐りきって乾いた清々しさ。
気分によっては、宝物でもあり、排泄物にもなる。
ルーツオブニューヨークパンククリントン・ヘイリン編集。
 

Television / Little Johnny Jewel (Part1&2) / (Live)

 
Marquee Moon (Dig)』でようやく一般的にも日の目を見ましたね。
テレヴィジョンといえば、この曲。
ギターであってギターでないような音、Real Cool Song!!!
 

Erica Pomerance / You Used to Think

You Used to Think
これ、ひさしぶりに聴いています。
今は、黒い正規のジャケットで再発されたけど、
なぜか最初の再発CDでは、他のESPタイトルも含めて
愛のないジャケット改ざんが施されており、がっかりだった。
今聴いても、どこに行ってしまうんだろうというVocalの響きや
外れてゆく様が心地よくも美しい、これまた奇跡的な音盤。
これは、レコードの方が断然好い。